第307話

だって、彼の場合は悪口なんて言うガラじゃないしな。



そういうのは、嫌いだって自分でも言っていたし。





…まぁ、彼が気にしていないのならば、別にいいか。



そう思って、俺は金田君を疑うのをやめた。








でも今思えば、もっと慎重になっていたら良かったのかもしれない。



そうすれば……








桐生君があんなにも傷つかなくて済んだのかもしれないのに────。

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