第230話
ああ、こんな事なら耳かっぽじあげてちゃんと聞いとくんだった。
真野の失態。
はぁ~と溜息をついたその時にオレ達の後ろから、声が聞こえて来た。
「おっ、これは珍しい組み合わせなんじゃねぇの?」
ああ、この面白がった声をしている野郎といえば……
そう呆れながらも、オレはゆっくりと振り返った。
隣にいる裕貴は、何事もないかのように猫とじゃれあってたけど。
「んよぉ、久々だなぁ~。お馬鹿ちゃん。」
楽しそうにオレを見て、変な呼び名で呼んでくるおかしなプリン頭、約一名。
くそ、誰がお馬鹿ちゃんだよ!!
れっきとした真野という名前が、オレにはあるんだよ!!
「オレは佐藤真野」
「何、自分の名前大声で言ってんだよ。馬鹿。」
君の為だよ!!
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