仲悪い理由(ワケ)
第221話
「はぁ、はぁ…はぁ…」
とにかく、オレは走れる所まで走った。
気がつけば、片方の靴が脱げていて靴下の状態になっている。
靴が脱げても分からないくらいに、どうやらオレは走るのに夢中だったらしい。
…いや、逃げるのに夢中だった。
誰から?
ホスト教師?
それとも………
ジブンカラ?
何もかも分からなくなったオレは、その場にへたり込んで腰が抜けたように座り込む。
ああ、考えるだけで先程の恐怖がオレの体を襲う。
無意識にオレはバッと腕を抱えた。
幼い誰かの声…
その声に微笑む彼…
ああ、一体あなたは誰なのですか?
自分が把握出来ていないから、恐怖が余計に増してしまう。
自分を上手くコントロール出来ない。
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