第187話
それにいち早く気付いたであろう龍さんはカラスさんを睨むように言う。
「ああああ!!ヒロ!!今の溜息が俺に聞こえていないとでも思ったのか!?丸聞こえだぞ!!」
そう喧嘩を売るように言った龍さんは、少し地団駄を踏むようにして睨みつけている。
しかし、カラスさんはそれに対して何事もないように接している。
ああ、きっと龍さんは今、存在を認められていないんだ。
そう思った。
そして、それに対してもまた龍さんは怒りだそうとすると、次こそはその彼が止めた。
「分かったから、てめぇはちょっと黙ってろ。」
そう言って、龍さんの肩を掴んで自分の後ろにへと引っ込ませる。
それをされた龍さんは、親に命令された子供のように黙った。
きっと、彼と龍さんには上下関係があるのだと直感にして分かった。
だって、あれがカラスさんが言ったとしてもそれは聞き流すかのようにして龍さんなら話していただろうから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます