第168話
「真野、ぼうっとしてないで手伝って。」
後ろからいきなり当夜の声が聞こえたので、オレは肩を鳴らした。
そして勢いよく後ろに下がって……
「オレの親父がごめんなさああああい!!!」
と言って、土下座をした。
クラスメートの今まで忙しかったあの雰囲気は一気に静まり返り、オレを見つめる。
当夜もあの鉄壁の笑顔を崩さずに、こちらをニッコリとしながら見ている。
あああ、あの鉄壁の笑顔が怖いぜ。
そう思いつつ、彼を見ていると当夜はこちらまで颯爽と近づいて来て口を開いた。
「土下座じゃなくて、土下寝がみたいかな。」
と。
いやいやいやいや、そこですか?
ツッコむ所、違いますよね?
普通は土下座なんて恥ずかしいから、やめろよな。
的な事を言ったりするんじゃないのかい!?
なのに、この人は何を言っちゃってるんですか!?
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