第150話

あああ、怒っていらっしゃるのね!!



彼は今オレに怒っていらっしゃるようね!!



でも仕方ないよね!?



元はと言えばさ、朱希君が毛虫を持ってオレを追いかけてくるからいけないんだよね!?



現にほら!見て彼を!!




ボケェッとしてるけど、彼の右手をご覧なさい!!



毛虫がウニョウニョウと動いているだろう!!



あれの所為で君を起こしてしまう羽目になってしまったんだよ!!



だから、これはオレの所為じゃないんだよ!!



ほら!!分かって、裕貴!!



しかし、完全にその怒りの矛先はオレに向いているようでギロリとオレを睨んだ。




「ヒィィィィ!!」



「人の眠り妨げるたぁいい度胸してんなぁ、真野。」



「これは…あの…わざとじゃないんだ!!」



「安心しろ。一瞬だから痛みはない。」




安心できねぇぇ



オレはそう思って、彼から逃げようと思ったのだが、一足遅かったらしい。

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