第145話

それを間違いなく聞いた委員長はチョークを持ったままこちらに振り向いた。



それを言ったのが誰かは分かっていたからだ。






「佐藤君…。カフェでたい焼きはないだろう。」



そう…たい焼き、たい焼きと言っていたのは紛れもない…オレだった。



いや、まぁそんな事をいうヤツはきっとオレ意外にいないだろうしね。



「え?カフェでたい焼きが有り得ないんですか!?でも、オレ結構コーヒーと一緒に食べますよ。」



「それはあなただけです。君みたいな人間はそういませんから。」




ちょっとそれは心外だなぁ。



確かにこの日本ではたい焼きと聞けば、日本茶とかいう固定概念があるかもしれませんよ!?



でも、それはただの固定概念であってオレはそれには納得いかない!!



オレはコーヒーでも紅茶でも絶対に合うと思う!!





「よって、たい焼きはメニューに加えるべきだ!!」



「君の中では解決しているみたいだけど、僕たちの中では解決していないから、却下だね。」



ガビーン



そ、そんなぁ…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る