第117話
「といはえふ…はなひてふらはい。」
要約すると“とりあえず、放してください”。
そう懇願すると、今度こそはそれが何と言ったのか分かったらしく、諦めて放してくれた。
「ちっ。」
という舌打ち付だったけどね。
ご紹介しましょう。
彼女は以前の学校でお世話になっていた親友の伊藤 瑠衣(イトウ ルイ)。
見た目は茶髪のサラサラヘアーで、私より身長はちょっと高い細身の女の子。
でも…性格がこれだからモテる要素は全くない。
というか、男に普通に喧嘩売ってるから男子とは恋ではなく友情を育ませる世にも奇妙な人種なのだ。
…なんて、本人には口が裂けても言えないけどね。
言った暁にはきっと私はこの世にはいないでしょう。
うん、冗談抜きで。
いや、そんな人と何で親友やってんのかって気になるよね?
話せば長くなるかし、つまらない話だからきっと聞かない方がいいよ。
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