第3話

真夜中、生まれ育った町を出た。

辺りは静まり返っていて私の靴音しかしない。



「ごめんね。ごめんね。」



眠る君たちの頬にキスをした。

大好きな君たちを守りたい。

君たちのためなら、私は闇の底に堕ちたって構わない。

例えそれが誰かを不幸にしても、誰かに恨まれたとしても。



「愛してる。」



あの日、小さくて柔らかい手を握って誓った──…

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