第3話

「スカートでしょうが!!!」



『……………。』



そうなんです。

俺こんな見た目で一人称が“俺”でも、女です。



昔から、キリッとした顔をしているらしい。

声も女にしては低く、髪も短い方が楽だから、いつもショートヘアー。

しかも兄貴のお下がりばかりを着ていたから、男の子に間違われた。



俺はこれが楽だから気にしない。

自分のしたいようにした結果。



兄貴や兄貴の悪友たちも、最初は俺に女の格好をさせようと悪戦苦闘していたが、全く俺が動かなかった。

そのうち「どんな仁も好きだ、仁は仁の思う通りにしろ」と言われた。


姫も「格好いい仁も好きだけど、可愛い仁も見たい!」

と言って無理強いはしないが、やたらと女っぽい格好を薦めてくる。



「はぁぁぁ!!!また仁が女子に告白されまくる~~!!!」



小・中学校で、女子に告白されまくった。

たまに男子にも告白されたけど、この度に姫に火の粉が飛ぶこともあった。

姫に手を出すやつは、それなりに倍返ししといたけどね。

逆のこともある。姫も男子に告白されまくった。

「男女!」と僻まれたけど、言いたいやつには言わせて置けばいい。

機嫌が悪い時には、やり返しちゃったけど……。



それからはまた姫のマシンがんトークがスタートした。

それをBGMとして少し聞き流しながら、学校へと向かった。

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