第244話
私が差したその先を見て、『あー』という顔をした彼。
「転校生だな。……つっても、一回留年してっから、お前と同じ歳だぞ。」
「なるほど。」
窓の外をぼうっと見ている―――…いや、睨んでいるの間違いかしら。
何と言っても、彼の目って釣り目だからかものすごく怖いイメージがあるのよね。
転校生のはずなのに、全くみんなに存在を無視されてるし。
……いや、無視というより話しかけるなオーラを放っているから、恐れられているの方が合っているかな。
「また、問題児が増えましたね。」
「あー、じゃあお前、もう一回生徒会長してくれね?」
「……今の会話の中で、『じゃあ』の要素ありました?」
「俺、真田と合わねえんだって。」
「そんなのはご自分でどうにかされてください。」
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