第235話
砦とは昨日、釘を刺されて別れた。
『絶対、ウロウロすんな』
と言われたけど、学校に行かないといけないんだし……ウロウロすることに関しては仕方がないと思う。
まあ、街の方には行かないようにするのが一番いい方法かもしれないわね。
とりあえず、私は朝礼が始まるので体育館に行こうとそちらに向かっていると、目の前に立ちはだかった彼に目を見開いた。
「…………。」
白髪で、金色の瞳をしている彼。
―――…昨日の、彼だ。
「テメエが『サラ』か?」
「え…?」
『サラ』?
その呼び方って……、もしかして。
「さっさと堕ちねえと、殺すぞ。」
―――…初対面同然で、殺す宣言?
意味が分からない。
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