第202話

「―――…どうだった?」



「…………何の話だ?」



「わざわざバツがいる高校に君を転校させたんだ。……感想くらい聞かせてくれてもいいだろう?」




白髪の彼は、『ダディ』を見ながら声を低くして睨む。



―――…憎悪に満ちた、その瞳で。






「ぶっ壊したくなる世界だった。――…全部、俺が壊してやる。」



「そ。」



嬉しそうに笑う『ダディ』は最早、普通ではない。



もちろん全てを破壊しようとしている、この白髪の男も。




「君の好きにするといいよ。君を止めるものは、もう何もないんだから。」



「……ああ。」



白髪の彼は『ダディ』をもう一度だけ見つめて、この場から離れる。

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