第171話

「えっ!?あ、『キング』!!」



キングはその言葉だけを伝え、この場から去っていく。



何が何だか分かっていないこの男は城に視線を向けるが、あまり面白くない顔をしている城に至っては見られていることにも気づかない。




───…ちっ、こんなことならホンゴウの話をこんなところでするんじゃなかったな。



内心、そう思っている城はとりあえず『キング』の言うことには逆らえないので、隣にいる男に命令を入れた。





「バツに探させろ。……ホンゴウサアヤって女で、元ポインセチア学園の『生徒会副会長』だった奴だ。」



「わ、分かりました!!」



男は城のその言葉を聞いてから、敬礼もせずにこの場を離れていく。



当然だろう。



こんなところで敬礼なんてする必要はない。



───…こんな、塵山で上下関係なんて存在しないのだ。



『キング』以外は。

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