第158話

―――…だからこそ、一番の理解者であり、彼以外に自分を理解してくれなかったあの人に死なれたのは……蘭勝にとって一番の痛手だった。



立ち直れなかった、あの時のように。






「場所を変えるぞ。ここ以外でなら、聞いてやらなくもねえ。」



「……分かった。」



「車か?」



「いや、バイク。」



「じゃあ、一緒か。」



蘭勝は目の前に広がっている海を見つめて、砦に視界を戻す。







「じゃあ、ついでにちょっと付き合えよ。」



「?」



―――…彼が向かったその場所は。

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