第99話
まだ笑いが止まらないのか、四谷さんは肩を震わせている。
……そ、そんなに笑わなくても。
確かに衝動的にそんなことをした私が悪いんだけど。
「ハハハ、花子ちゃんは命知らずやなー。」
「千歳。黙っとけ。」
「ハイハイ。」
四谷さんに釘を刺され、千歳さんは呆れるようにして溜息を吐く。
それを見届けてから、四谷さんは嬉しそうに私の腕を掴んだ。
―――…痛くはないけど、嫌な予感がした。
「この抗争を止めたいのか?」
四谷さんからそんな言葉を聞けると思っていなかったので、少し目を見開いてしまう。
「……え?」
「どうなんだ?本郷サン。」
それは、彼の言う通り止めたいに決まってる。
だから、彼に平手打ちをしたのだと言っても過言ではないから。
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