第77話

私は何が何だかよく分からないので、砦を見上げたけど、彼も首を傾げている。



……ランカさんの驚きは、何?




その後、彼は何かを考えているようだったけど、それどころではなくなってしまった。



もう一人、彼の遺書を読んでいる楔さんがその遺書を握りながら―――…彼の名前を呼んだから。







「―――…大稀。」



何かを懺悔しているようにも見えたけど、一体何が彼をそんな風にさせているのかは私には理解できない。



その遺書に、何が書いてあるの?



それぞれの遺書に、何が書かれてあったのだろうか?




気になって仕方がないけど、他人に書かれてある遺書なのだから、出しゃばってもいけない。

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