第39話

「……あの…あなた、」

「あなたじゃなくて、マ〜ミ!」



マミさんはスパンコールが散りばめられた真っ赤なドレスに赤いパンプス、黒いコートを羽織っていた。



「マ、マミさんは…なんでわたしの名前…」

「えぇ?だって梨彩ちゃん有名だよ?」



そこまで言うと、マミさんは私との距離を一気に縮めて耳元で囁いた。







「稀雄のお気に入りって」



最初に表から入った時以来、『Extase』に入る時は裏口から入るようにしてたし、稀雄か颯さんにしか会わなかったから、気づかれてないと思ってた。

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