第75話

もう・・・・そろそろ・・限界。






私、元々体力派じゃないのよ。






重くなりはじめた足が縺れてくる。








こんな事なら、普段から体動かしておくべきだったと、自分を呪った。







はぁ・・・はぁはぁ。





もうダメ・・・・もう走れないよ。









誰か・・・・・・助けて。







男達の手が、すぐそこまで迫ってるのに、もう足が動いてくれない。







あ~もう、ダメ、これ以上走れないよ。








ふらふらと揺れるからだ。






持ち上がらない足が何かに躓いて、体が前につんのめった。








ダメ・・・・倒れる。






そう思うのに、体を上手く動かせない。






あ~このまま倒れたら、地面に直撃だよ。





顔に怪我したくないなぁ。






焦ってる癖に、自棄に冷静に考えてる自分に笑えた。







ふわっと浮いた体。







目をギュッとつむって、痛みと衝撃備えた。

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