第Ⅰ章 第8話
シュヴァリエーアヴァロンと双璧を成す神戸女学園きっての最強騎士団の名前だ。シュヴァリエもアヴァロン同様に全員が二つ名を持つ騎士で構成された騎士団だ。
「残念ですが、雪華さん、それは紛れも無い事実です。
雪華さんの予想通り、シュヴァリエの不在を狙われたと報告が上がっているんですよ」
学院長は、雪華の質問にそう答えた。
「成程。学院長はその事があるから、私に騎士団を作る様に打診なされているのですよね?神戸女学園の二の前にならない様にと」
私はそう答えた。
「ええ、そう言う事です」
学院長は私の質問にそう答えた。
「左様ですか・・・。そう言う事でしたら、この件をお受け致しますわ」
私はそう答えた。
「ありがとう、雪菜さん」
学院長は私にそうお礼を述べた。
「それで、学院長、お話は以上でしょうか?」
私は学院長にそう聞いた。
「ええ、話は以上ですよ」
学院長は私の質問にそう答えた。
「それでは、私達はこれで失礼致しますわ」
私はそう言い、雪華と共に学院長室を後にした。
私と雪華は、教室に戻ると「お帰りなさい、雪菜、雪華ちゃん」
そう言い、出迎えてくれたのは、お姉様と香雪さんだった。
「ただいま戻りましたわ。待たせてしまいましたか?お姉様」
私は、お姉様にそう聞いた。
「いいえ、大丈夫よ。千早達には先に何時もの場所に行って貰っているから」
お姉様はそう答えた。
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