第2話

「美冬~。なにしてるの~?」


「えっ、――た、珠ちゃん!?」


後ろから親友の珠ちゃんに声をかけられて、ビックリして振り向く。


珠ちゃんはニヤニヤしながら、わたしが今まで視線を向けていたグラウンドへと目を向ける。


「な、なんにもっ!なにも見てないよっ!見てないからねっ!」


珠ちゃんの視線を遮るように窓から体を離す。


「ハッ、どうせ中村のこと、見てたんでしょう?」


バレバレなその状況になっても


「ちっ、違うからっ!」


わたしは必死で取り繕う。


バカみたいに。

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