突如

第3話

「はぁ…」



今日、何度目かもわからないため息をつきながら、街中をぶらぶらと歩いていた。



今日は仕事が休みで気晴らしに、と思って外に出たけど…

なんの気晴らしにもならない。



「帰るか…」



家に帰って、酒でも飲もうと家の方面に歩いてた時だった。




「おにーさん!」



後ろから声を掛けられ、振り向くとそこには懐かしい姿があった。


あまりに突然すぎて、声が出ない。



なんで、なんでお前がここにいるんだよ、なんでお前が…



「驚いた??ふふっ」



いたずらっ子のように笑うお前の笑顔は、俺の知ってるあいつと全く同じだった



ずっと探していた、姿がそこにはあった。

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