第16話ダメ
健太郎は、久しぶりにスッキリした朝を向かえた。隣には由香が眠っている。昨日の晩は由香をいただきます。ごちそうさました。
「ダメ?」
「はい。駄作ですね。」
と里穂は短編小説を読んで言った。駄作?あんなに夢中で書いて駄作?
「基本から勉強し直せ!先生〜。」
里穂は、健太郎の部屋を出て行った。健太郎は、そんなはずは無いとネットに小説を上げた。結果ランキング外。しかも批判殺到。同じ人が書いた小説とは思えない。自己満?素人?ブサイク小説。糞。おならぷー。健太郎は、アーッと叫んだ!
「先生、だから駄作って言ったでしょう?」
「反省しています。仕事行って来ます。」
職場に行くと由香が守にまた追いかけられていた。健太郎は、キレた。守の顔面を思い切り殴った。守は、倒れ込んだ。健太郎は、守の体に馬乗りになって、自己満!素人!糞!と言いながら殴り続けた。
「健太郎!やり過ぎ!死んじゃう!」
と由香は健太郎の血だらけの拳を押さえた。守の歯は全部折れて鼻の骨も頬骨も折れていた。健太郎は、退職届けを出して会社を後にした。健太郎は、全てを失った。由香、会社、小説。アパートに帰ると里穂が待っていた。
「終わった。」
「先生、まだ終ってませんよ。純文学だけは。」
健太郎は、力尽きて倒れた。徹夜が続いて寝不足なだけだった。ベッドまで里穂に抱えられて寝かされた。健太郎は、三日間眠り続けた。里穂は、その様子を見てため息をつきコーヒーを飲んだ。
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