第4話
『キーンコーンカーンコーン』チャイムが鳴る。授業が終わり昼休みになった。ちなみに僕は朝四季さんと話してたせいで遅刻した。マジ許さん
「よーーす、お疲れだねぇ宇宙ちゃん」と肩を組みながら言ってきたそいつに
「肩を組むなちゃん付けするな鬱陶しい」
「わお、悪口のオンパレードだね★」こいつは竜崎凪。一応同級生。結構仲いい
「あーよかったねー」
「適当だね!?というかふと思ったんだけど珍しいよな、宇宙が遅刻したなんて」
「あー、それは、まーうん。色々あった」四季さんのせいで遅刻した。もし次会おうもんなら文句言ってやる。(八つ当たり)
「てか、朝の宇宙ったら、あーwwwww」
「しょうがないじゃん!朝遅刻して急いでいったら知らない先生で人見知り爆発しちゃったんだもん!」
ーーー数時間前ーーー
「あー、ホント最悪だよもう。」僕は全力で走っていた。朝四季さんと話したせいで遅刻しかけている。まあいつも朝ギリギリに起きてるせいで遅刻しかけてるんだけどね。
「あーーー、なんでこういうときに限って信号に引っかかるの!?しかも全部に引っかかってるよ!?」
数分後
「つ、いた、、」急いで下駄箱に靴を入れ教室に向かう『ガラガラガラ』と扉を開ける。視線がぶっ刺さっているが一旦気にしないことにする
「すみません遅刻しました、、、」そこには見知らぬ先生がいた。え?
「えー、あなたは如月宇宙さんですね。担任の先生が体調不良で暫く休むため臨時の担任になりました林です」
「あ、はい、えっと、、、」冷や汗が滲む。まじか、初対面の人苦手なんだよね私、、、
ーーー時は戻り昼休みーーー
「何度思い出しても面白いねwあんなキョドってる宇宙始めてみたもんww」
「まじで、ほんとビビった。しばらく一人称おかしかったしさー」
「お前初めて見る人と喋るとき私っていうもんな。最初は俺に対しても私だったし」
「まあ、初対面とか警戒してると私になるかな」
「警戒!?俺警戒されてたの!?」
「いや、してないよ?全然警戒してなかったよ、ただのお前がザ陽キャって感じだったから警戒してただけ」
「そうなんや、、、反応に困るのやめて!?」
「ごめーんね」
「また適当やん、泣くよ俺、泣くよ!?」
「やめてくれめんどくさい」
「ぴえん」
「まー、適当にあしらうってことは適当に返しても嫌われないって思ってるってことだしある意味信頼してる証拠だから良いじゃない」
「いい、、、の、か?」
「いいのいいの」
「ならいっか!」
「ちょろい」
「なんかいった?」
「なーんも」怖いよガチトーン。まあそんなこんなでいつも通り凪と喋りながらお昼ごはんを食べるのだった。
ーーー立入禁止の屋上にてーーー
「楽しそうで何よりだよ、宇宙くん」レーさんから逃げたあと暇だったんで宇宙くんの学校の屋上に来てみた。え?なんで学校知ってるかって?それはねー、宇宙の部屋に制服があったから。ストーカーって言われそうで怖いよ僕は、、、にしても、、、
「やっぱ似てる、偶然か必然か、どちらにせよ、、、まあ、まだこれは考えないでおこうっと。にしても、お腹すいたな〜、何か食べに行こっと♪」
元親友の天使と人間 時雨小雨 @sigure_kosame
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