第4話 ランク戦とフレームについて
ランク戦について。
ICpwは個人ランクが存在し、IからSまでの10段階にランク分けされる。
プレイヤーの技量を測る指針の一つ。
高ランクを維持する事で様々な恩恵が発生すると同時に厳しいノルマが課される。
まずはランク報酬。 週に一回、ランクと戦績に応じた報酬が支払われる。
D以下はGという通常通貨だが、Cランク以上はPという特殊通貨に変わる。
特にPはリアルマネーに換金可能なのでCランク以上を維持したいと考えるプレイヤーは多い。
IからFランクまでは10勝で昇格。 Fからは報酬が上がる代わりに昇格に必要な勝利数が大幅に増える。
D以上はポイント制+週間の戦闘数ノルマが課されるので降格のリスクがある。
報酬に関しては――
I~Fは1万から5万G。
何もしなくても1万Gは貰えるが、戦闘回数によっては上限5万まで上がる。
勝てないプレイヤーへの救済措置。
Eは10万G~50万G。 昇格まで100勝。
Dからはポイント制。 昇格直後の持ち点が10で一勝で+1一敗で-1。
0になった時点で降格、+50で昇格。 報酬は50万Gか~100万G。
戦闘ノルマは週間20戦。 それを割ると強制的に降格。
Cは持ち点10から開始で+100で昇格。
報酬は1P~10P 戦闘ノルマは週間30戦。
Bは持ち点10から開始で+300で昇格。
報酬は10P~25P 戦闘ノルマは週間50戦。
Aは持ち点10から開始で+500で昇格。
報酬は50P~100P 戦闘ノルマは週間50戦。
Sは持ち点1で開始。 増加なし、敗北は即降格。
報酬などは不明。
オーバーSランク。 詳細不明。
全員が突出した戦闘能力を持ったプレイヤー。
システム表記はSのままなので見分けがつかない。
トルーパーについて。
プレイヤーが使用する機体。 フレームという骨格でカテゴライズされている。
基本的に種類はそう多くなく、将来的には追加される予定。
ソルジャーⅠ:Ⅰ型とも呼ばれている初期機体。
全長9メートル前後。 パーツ構成によって増減あり。
プレイヤーが最初に支給される量産機体。 人体に限りなく近い形状で可動域も同様。
その為、人間の挙動はほぼ完璧にトレース可能。
ソルジャーⅡ:Ⅱ型とも呼ばれる。
フレーム自体はⅠ型と変わらないが、内蔵のジェネレーターをⅡ型準拠の物に切り替える事でアップグレードが可能。
Ⅰ型はジェネレーター出力の関係で互換性のある装備でも使用が不可能な物が多い。
Ⅱ型へのアップグレードによってその制限を取り払う事が可能。
最大の違いは大型のブースターを搭載する事で飛行が可能となる事だ。
それにより戦いの舞台を空中へと移行させられる。
ソルジャー+:プラスフレーム。
大型アップデートで追加された新フレーム。
形状自体は既存の物と変わらないが、拡張性と装備の制限が取り払われたので本来なら装備できなかったエネルギーウイングなどの特殊武装を装備できるようになった。
それによりより上位の機体と戦う事が可能となる。
パンツァータイプ。
大型化と重装甲、最大の特徴として下半身が戦車のような見た目になっている。
機動性を犠牲にした代わりに搭載できるジェネレーター出力の上限と武装の積載量が大幅に上昇した。 基本的には足を止めての撃ち合いを前提に設計されている。
ただ、高機動、高火力化が進んでいるので重装甲や防御機構を容易く突破する手段が無数に存在する事もあってランク戦での需要は低い。
資金に余裕のあるプレイヤーが大規模戦用に予備として持っている事が多いフレーム。
+フレームは単純なスペックアップなので性能の上限が上がるだけで大きな変化はない。
キマイラタイプ。
可変機。 バリエーションがいくつか存在し、フレームの形状は大きく異なるが、可変機はキマイラで一括りにされている。
ノーマルキマイラ。
可変形態は戦闘機。 キマイラの中で一番多く使われているフレーム。
使いこなせれば上位のフレームであるエンジェルタイプとも充分に戦える。
バランスも良く、エンジェルタイプを経由せずにBランクを戦い抜くプレイヤーも多い傑作機。
機銃を内蔵可能な事もあって火力を盛る事も容易。
キマイラパンテラ。
可変形態はネコ科の獣を思わせる。
後述のループスに比べると速度に優れており、陸上での直線加速はエンジェルタイプにも引けを取らない。
キマイラループス。
可変形態は狼に近い。
パンテラに比べれば最高速度では劣るが走破性能が高く、地形を選ばずに安定した速度が出せる。
キマイラ+
搭載できるパーツの上限を取り払われた上位互換。
基本的にプラスはエンジェルタイプしか搭載できないエネルギーウイングやそれに類する装備やパーツを使用できるので、使用制限のあるエンジェルタイプよりはこちらを選ぶ者が多い。
エンジェルタイプ。 Bランク以上専用。
オーダーメイドのジェネシスフレームを除けば最高性能のフレーム。
特に光学兵器との相性が良く、レーザーやエネルギー弾を使用する武装、防御兵装を多用できる事が強み。 反面、燃費の悪さが顕著でエネルギー管理が難しい事もあって上級者向け。
プラスフレーム実装前まではエネルギーウイングを使える唯一のフレームだったので、サービス開始当初は旋回性能で他の追随を許さなかった。
アークエンジェルタイプ。
通常のエンジェルフレームの上位互換。 他のフレームでいうプラスに該当する。
小型ジェネレーター用のスロットが追加されている事もあって総合性能――特に持久力が上がっている。
プリンシパリティタイプ。
砲戦特化の機体。 光学兵器に特化したパンツァータイプに近い運用が想定されている。
火力に優れている上、エネルギーウイングを装備できるのでそれなり以上の機動性を確保できる点も強みではあるが、ペース配分には特に注意が必要。
ジェネシス。
Aランク以上専用のオーダーメイドフレーム。 個々人で形状、性能が全く違うので体系化が難しい。
使用者のポテンシャルを最大限に引き出せる設計の為、例外なくどれも既存機に比べて非常に強力な機体。 ICpwというゲームにおける到達点。
Ωジェネシス。
詳細不明。 通常プレイでは使用できないオーバーSランク専用機体。
トルーパーという兵器の究極を追求した怪物。
Intrusion Countermeasure:protective wall 資料置場 kawa.kei @kkawakei
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