第30話 詩㉚

影は光があたると影が出始める


何故、光と影があるの


まるで人間の性格


性格だけじゃない


恋愛で必要な裏表あるような感情


感情は理解するの難しい


心を理解する位、難しい


大好きな彼の心を理解したいけど、出来ない


理解すればする程、本当に難しい


まるで螺旋階段を上るように


上っても上っても先が見えない


このままだと彼に追いてかれるようで怖いのと不安


ふと気付けば、涙を流していた


この涙は悲しい涙、それとも違う涙


如何しても彼の心を理解し、分かりたい


彼の心はまるで絡み過ぎた糸


そんな糸は解かないといけない


解けば、解く程絡みついて増える続ける


悩み続けるともうダメになりそうな気持ちで押し潰される


感情は感情でなくなり、だんだんと殺意が芽生える


心が理解出来ないと殺意が出るってまるで半熟の卵みたい


とろとろの卵は皿から食み出て、零れて、ポタポタと垂れる


本当に自身の心みたい


もうやけな気持ちになると彼から抱きしめられる


その暖かさはまるで包まれるようで嬉しい


世の中にはこんな温もりもあるって知れて嬉しい


彼の心に包まれるとまるで丸裸にされて泣いちゃう


彼がそっと涙を指で拭うと一言


その言葉は心に響き、動揺を誘い、静止している


時が止まり続ける最中で気持ちを整理


いきなり言われた言葉に驚きと動揺


反応するにしても反応に困惑する心


困惑心では冷静に判断出来ないのと対応が困難


再び動き出す時間


まだ抱きしめられたままで困惑していると暖風が吹く


そこではじめて彼を突き飛ばし、後退り背を向けて走り出す


目から涙が溢れ、零れ落ちると頬を蔦り地面に向かって落ちる


嬉し過ぎて泣き過ぎて目が赤く充血し、頬は赤らめる


引き返したいけど、引き返せないしこんな顔を見せれない


立ち止まると辺りは暗く周りは暗闇


暗闇の中は静寂していて、本当に自身しかいない


不安と恐怖と悪寒


その場で蹲ると身動き出来ず、ただ怖がる事しかない


じっとそのままでいると暗闇から声が聞こえる


勇気を出して声が聞こえる方へ耳を傾け、動き出す


このまま進んで行くと目の前に見知らぬ扉


触れていいのか、それとも触れてはいけないのか分からない


困り果てていると彼の顔が思い浮かぶ


もう一度彼と会いたいから扉に触れると真っ白に包まれる


目を開けるとそこには思い人


駆け足で思い人の所へ行くも息切れして、肩で息するも何とか辿り着く


深呼吸し、息を整え背筋を伸ばし思い人と向き合うと告白


受け入れられ笑顔でいると抱きしめられる


両想いになると自然と二人は唇を重ねていた


キスは濃厚で大人のキス


まるで二人の時間が続き、このまま止まればって思い始めた


けれども、此処は現実で夢の世界じゃない


本当に結ばれて幸せな時間


暫く抱きしめ合っていると二人は微笑む


再び二人の唇が重なると濃厚なキス


こうして自身の願いが叶い、本当に嬉しい気持ち


この幸せは手放すつもりもないし、何時までも幸せを求め続ける


時は流れ挙式を挙げ、ウェディングドレス姿


二人はそのまま愛が沢山詰まった愛旅行へ

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