第7話

僕が彼を連れてくるりと一回転をすると、彼も真似して天使のように僕らは何度も回転した。踊っているように。


僕は雨の中、血まみれの彼を抱いていた。彼に出来るだけの応急処置を施し、もう一度目覚めるのを待っていた。


君が何歳になっても、僕が遊んで、守ってあげるからね。


僕らは、落ちて行った。

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降りしきる雨の中、女のような声で、私をさらう。 上山ナナイ @nanai_tori

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