第6話

降りしきる雪の中、僕たちは螺旋階段を飛び、冷たい太陽に囚われた。ここは太陽の国。僕は彼の手で、日陰の鉄格子にいる。


あの愛はなんだったのだろうか。親から奴隷のように扱われていた僕を、なぜ仲間と呼び、好きだというのだろう。なぜ僕の傷を見て、悲しむのか?


誰か、僕の家族になって欲しい。


そうかい?僕には血のつながった家族が居ないんだ。魔法使いだから。だから僕と一緒にいればいい。君は『女の子』だから何もできない。素直に僕のものになればいい。


僕は、愛を抱えて落ちていく、

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