第17話 戦闘

ふー…


もう、こんなに早く戦場に戻すなよ。


【爺さん、さっき戻ってきたばかりだろ。何だよ、少しも休めてない。というよりも、りあが休めてない?ところで、ルーは?】


【質問が多いのー、あそこじゃ、ルー殿は】


前方はるか先に砂埃が。凄い戦闘を感じるぞ。


ルーか?急がないと。


【りあ、行くぞ。俺にも剣貸してくれ!!】


【涼くん。これでいい?それと、何私の格好?この上に鎧着るの?ねー、これあなたの趣味?それともお爺さんの?】



【じじい!!】

【わしじゃ!!】



ん?俺のせいにしないとは?


素直になったな。それも不気味だ。


【りあ殿、わしには孫がいてな。りあ殿がそっくりなんじゃ…会いたくてなー。よく夏にその格好していてな。すまん。わしの勝手な…】


りあは、じっと見て、


【お爺さん、そうだったんですね。解りました。私が代わりになれれば。じゃ、これに軽めのアーマーを着せてください】


じじい、これは凄く上手くかわしたな。


好感度も凄く上がってる。


【そうかのー、じゃ、それ!これでどうじゃ】


 りあは、ショート型のアーマーに、脚は太もも以外をガードしたブーツ型のプロテクター。


いい!!相変わらず美脚を活かしてる。


【じゃ、私も戦って来ます!!涼くん、無理しないで。剣の使いかたを慣れるまで後方支援でお願いね】


そうしてもらえると、ところで、ルーは?


大丈夫なのか。


【爺さん、ルーは何故1人で?】


【あやつをみくびるな。りあ殿にも負けない強さを待ち合わせるぞ、ほら、見てこい】


恐る恐る…うわっ、この数は?



【うぉりゃー!!かかってこい!!!ルー様が全て相手してやる】


何だー、あの凄いのは?ルーか?


ルー…変形とか言うのやっちまったのか?


あーあ、可愛いかったのに…


ルーは、格好こそ、りあと同じ女性だが、


性格がな、凶暴化してる。



【涼くん、この敵弱いから練習にいいよ。戦って見て。剣は力まず重力で降ろすように。凄くそれ切れる。気をつけてね】



こう?うわっ、何つー切れ味!!地面が。


敵は?どこに?



【涼くん、しゃがんで!!】


 俺は、その大きな、りあの声に咄嗟にしゃがみこんだ。



※ザン!!※



怖っ!!後ろにいたじゃん。


足手まといだなー、なんつー足手まといな。



【無理せず少しずつ慣れて!!】


りあの声を聞いた直後に、


【誰?使えねー!!】



ルーのダメ出し。言われても仕方がないな。


 今のルーはバーサーカーモード。刺激しないようにしないとな。


俺、剣の使い方を根本的に身につけないと。


【みんな、戻れ!!危険じゃ!!】


爺さんの叫び声だ。何が起きてるんだ?


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