美代子の花

 初恋だった。

 この世に生まれ落ちて早十数年。これまで全くと言っていいほど、誰かを好きになったことなどない。両親のおかげで人より綺麗な顔を持って生まれたからか、人に好意を向けられたことは何度もあるけど、結局どの人も好きにはなれず、私は人を好きになれないのだという気持ちだけが色濃く記憶に残った。そんな中での初恋だった。

 その人は、原田くんは、背が高くて、存在感があった。最初の頃は、本当にただそれだけの印象しかなかったけれど、彼のことを目で追っていくうち、素敵なところをたくさん知ったのだ。

 努めていつも明るく振る舞い、人当たりも良い。その上丁寧な気遣いができて、仲間内で誰かが誰かを馬鹿にするような発言をしたらそれを窘められる勇気もあって、だけどちょっとポンコツ。柔道部に所属しているからか、体格の良い体は遠目から見ても一目で彼だと分かるほどだ。

 原田くんとは中学から同じだけどそこがマンモス校だったために、きちんと顔を合わせたのは高校に上がってクラスが一緒になった時だった。初日からたくさんの人に囲まれる彼は、私には遠い国の人のように思えたけど、逆にその距離感が彼の素敵なところをよく見せてくれる気がした。

 原田くんを好きになることは、私にとって自信をくれることにも等しかった。

 彼が体を鍛えていれば、私もジョギングとか筋トレをして体を引き締めようと思えたし、彼と毎朝顔を合わせるのなら、校則違反だけど軽くメイクをしていきたいなと思った。それに勘づいた友達に、ニヤニヤしながら眺められるのは恥ずかしかったけど、少しでも原田くんに良い印象を残せるなら別に良かった。

 我ながらストーカーじみたことをしている自覚はある。定期テストで原田くんの順位が前より上がっていれば自分のことのように喜ぶ。柔道部が県大会出場に決まった時なんて、小躍りでもしたくなるほどだった。

 だけど、そもそも、この恋を実らせようとなんて思っていないからこそ、出来ていることなのだと思う。初恋は実らないとはよく言ったもので、私は原田くんに好きな人がいることを知っていた。

 きっかけというきっかけはあまり覚えていない。だが、必要があって私が彼に話しかけた時、原田くんはスマホの画面を見つめて、眉はちょっと悩ましげなのに口元は緩んでいる、という変な顔をしていたのを見かけた。その時に、ほとんど直観的に、そういうことなのかな、と思ったのだ。これだけではただの勘違いなのでは、と自問自答する自分もいたが、いやしかし、なんとなく説明できない確信めいたものがあった。

 まあ、そんなのがあっても止まらないのが恋心というもので。私はそれからも彼に関わることには変わらず一喜一憂していたのだった。






 ◆






 いつだったか、私が生徒会の仕事を終え、下校しようとしていた時のことである。

「さあ、帰るぞ」と部屋の扉を開けると、丁度そこには私と同じように扉を開けようとしていた原田くんがいたのだった。

 私は一瞬、何が起こったかわからなくて混乱した頭のままその場に立ち尽くしていると、原田くんは私の顔を見るなり、「あ、柏木」と人好きのする柔らかい笑みを浮かべた。


「やっと見つけた」


 その言葉で我に返って、彼が私を探していたらしいことを知る。

 彼の背後からは西陽が差して、これはフィルターが入っているかもしれないけど、後光の中にいる彼は王子様みたいだった。


「ど、どうしたの?」

「いやさ、これ。柏木のでしょ」

「え?」


 原田くんに差し出された大きな手の中を見ると、そこには祖父の形見のキーホルダーが、私の家の鍵をぶら下げていた。

 私は急いでナイロン製のスクールバッグを広げてみると、鍵を入れていたはずの外ポケットの縫い目が派手にほつれて、底が抜けているのに気づいた。


「あちゃー。ひっでぇ穴。そこから落ちたんだな」

「そうみたい。でも、ありがとう。大切なものだったから」


 お礼を言いながら原田くんの手から鍵を受け取ると、「そりゃよかった」と彼は声色を柔らかくしてそう言い、手を制服のポケットに突っ込む。


「どうして私のだって分かったの?」

「それ持ってるの、よく見てたから。そうかなって」

「え?」


 思いがけない彼の言葉に、私は脈が早くなってゆくのを感じた。

 原田くんに見られていたという事実に驚きを隠せない。寝癖なかったかな、とか、変な顔してなかったかな、とか、今更気にしてもしょうがないことばかりが気になってきてしまう。せめて今だけはちゃんとして見せたくて、背筋を伸ばしたり、胸を張ったり、バレないように髪を整えたりしていると、なぜだか焦ったような顔をした彼が、「あ!」と急に声を上げた。


「ごめん、なんかキモかったよな今の。まじごめん」


 本当に申し訳なさそうに原田くんはいうから、別にそんなこと気にしなくていいのにと私は思う。でも、そういう細かな気遣いができるところが好きだとも思う。

 それに、きっと私の方が君を見ているよ、と本当のことを打ち明けたくなったが、それこそ気持ち悪く思われそうだし、彼に気持ち悪いなんて思われるのは耐えられないので、すんでのところで我慢した。


「もう帰り?」


 生徒会室の入り口から二、三歩引いて、私が出られるように空間を空けてくれた彼がそう聞いてくる。


「そうだよ」

「なら一緒に帰らね? 冬は暗くなんの早いし。同じ駅でしょ」


 エナメルカバンの肩掛けに親指を引っ掛けながら、そんなことを言ってくる彼は、まるで少女漫画のヒーローみたいでドキドキした。「と、友達は?」と私が聞けば、「んー、置いてかれた!」と元気よく答えるので、今度はそれが子供っぽく可愛くて、思わず笑ってしまう。


「ほら。柏木」


 彼が片手で手招きするので、私は生徒会室に急いで鍵をかけ彼を追いかけた。

 背が高い原田くんは歩幅も大きいはずなのに、私の歩く速さと合わせてくれているようで、彼との距離が広がることはない。こういうところが好きなんだよなあ、と思えば思うほど、胸の鼓動がうるさくなって、本人にバレてしまうのが怖くなる。

 途中彼と別れて職員室に寄り生徒会室の鍵を返したあと、下駄箱へ行くと彼はやっぱり私を待ってくれていた。「柏木!」と手を挙げる原田くんはそれだけでかっこよく見える。


「ごめん、待たせて」

「全然。行こうぜ」


 私はローファーに足を滑り込ませると彼の隣に並んだ。

 チラリと横顔を盗み見る。太めの眉と眠そうな垂れ目が童顔に見えるのに、どこか男らしさが拭えないのは彼の性格が雰囲気として滲み出ているからだろうか。


「生徒会、大変?」

「ちょっとね。でも面白いよ」

「柏木らしいわ」

「そうかな」

「うん、中学の時から変わんない」


 原田くんがなんでもなさそうに言う。私はそれを聞いて、彼が同じ中学だったと知っていたことに驚く。


「覚えてたんだ」

「当たり前じゃん。柏木、中学でも生徒会だったし。俺にとっちゃ、高嶺の花だったよ」


 高嶺の花。

 今まで散々言われてきたこれは、褒め言葉なようでいて、私を突き放す言葉なのだった。少し微妙な気持ちになりつつも、しかし、彼の言葉が過去形になっていることで、原田くんの中では私を近く感じるようになったのかな、と思うと嬉しく、足取りが軽くなる。


「柏木はすごいよな。めちゃめちゃ努力してて」

「楽しいから、やってるだけだよ」

「それがすごいんだって。キラキラしてて、かっこよくてさ、まじで尊敬する」


 にかっと、真夏のひまわりみたいに笑う彼を見て、それはこっちのセリフだよ、と思った。

 あなたが努力しているのを見て、私は努力しようと思えているんだよ。あなたを尊敬しているから、あなたに恥じない私でいようと思うんだよ。

 原田くんは、私がそんなことを思ってるなんて知りもしないのだろう。


「原田くんだってすごいよ。柔道部、県大会進出なんでしょ」

「あれは俺がすごいんじゃないよ。部員のみんなが頑張ってくれたおかげ」

「でも、その一人なんだから、十分すごい」



 私がそう言えば、彼はちょっと恥ずかしそうに肩をすくめて「そう? ありがとう」と笑った。

 それから私たちは、他愛もない話をしながら駅まで歩いて行って、それぞれ別方向のホームに向かった。彼は直前まで私を見送ると、「気を付けて帰れよ」と言って踵を返していく。私はその後ろ姿を見つめながら、好きだなあと思う。それと同時に、なんで私じゃないんだろうなあ、と思って、掻き消すために急いで電車に飛び乗る。

 窓を見ると、彼の後光に差していた西陽が沈みかけている。






 ◆






 原田くんとはその日からも特別変わることなく、接点があったり、なかったりを繰り返している。

 しかし、彼に憧れて始めた筋トレはボディラインに明らかな効果をもたらし、メイクだって毎日しているおかげで上達した。その延長線で服の選び方に力を入れるようになり、ネイルをするようになり、ヘアアレンジをこだわるようになった私は、きっと、原田くんの言っていた『高嶺の花』を駆け上がっているのだろうと思う。

 その証拠というのか、どうかわからないが、友達と地元のお祭りに遊びにいっていた日の夜、私はとある芸能事務所からスカウトされたのだった。

 私でも知っている事務所の名前が印刷された名刺を渡してきた男の人は、思っていたより普通のおじさんで、初めは詐欺かなんかだと友達で言い合っていたものだけど、試しに母親が名刺に書かれた番号へ連絡してみたら、本当にその事務所へつながって驚いた。

 母から代わって電話に出ると、おじさんは私をとある雑誌のモデルのオーディションに出したいのだという。その雑誌も書店で見たことのある有名なもので、今現在活躍している女優を多数輩出していた。

 私はなんだかだんだんスケールの大きくなっていく話に追いつけず、「検討させてください」と言ってその日はおじさんの電話を切ったのだった。

 しかし、母親や友達は私のその対応に納得いかなかったようで、「なぜ参加しないの?」と興奮したように何度も言われた。私からしてみれば、急にスケールの大きな話をされて動揺しない方が不思議に思えるのだが、彼女たちはそうではないらしい。

 せっかく美人なのに、スタイルいいのに、モデルになればいいのに、と言われるたびに、本当に私がそうなったら、きっと今以上に原田くんと距離が開いてしまう。私はそれが怖かった。

 とは言え、検討しますと言ったからには、決めなければならない。返答の締め切りはじわじわと着実に近づいていて、私は暇があればそのことについて考えることが多くなり、ため息も増えていった。

 そうしてついに、締め切り当日になったその日、私はおじさんからもらった名刺を眺めながら下駄箱の前に立ち尽くしていた。夏休み明け初日は、始業式が終われば生徒たちは足早に帰り、今ではもう私ぐらいしか姿が見当たらない。


「なにしてんの、柏木」


 と、思ったら、背後からよく覚えのある低く太い声が聞こえて、私は振り返った。

 そこにいたのは、紛れもなく私の好きな原田くんだった。


「は、原田くん……」

「なにそれ、名刺?」

「あ、うん」


 彼は私の顔と握っていた名刺を交互に覗き込んで、印刷された事務所の名前を小さく読み上げてゆくたびに少しずつ驚いた顔になる。


「スカウトされたんだ、柏木」

「うん。この前」

「モデルとか、女優になんの?」


 原田くんからの問いに、私は何も答えなかった。

 だって、あなたのためにモデルになるかどうか考えてます、なんて言えるはずがない。私はあなたからさらに『高嶺の花』認定されたくないのだ。

 原田くんは難しい顔をして黙り込む私を見て気を遣ってくれたのか、「なあ、購買の自販機でなんか飲まね?」と提案してくれた。

 二人で購買に向かう間も、校内では誰一人とすれ違うことはない。いつもは賑やかな廊下が静かなのは少しだけ寂しくもあった。


「何飲む」


 原田くんは自販機に小銭を入れながら私に聞く。「紅茶」と答えると彼は「おっけ」と言って迷わず紅茶のボタンを押し、下から出てきたペットボトルを私に向けて差し出した。


「え、そんな、お金払うよ」

「いいの。たまにはもらっときなさい」


 私に穏やかな笑みを浮かべる原田くんは、今度自分用に缶のブドウジュースのボタンを押した。

 ガコンっと音を立てて落ちてきたそれを拾うと、彼は自販機の横に設置されたベンチへ腰かける。私もそれに誘われるようにして、彼の隣へ座り込む。


「これ、ありがとう」

「いーえ」

「……なんで、声かけてくれたの?」

「ずっと思い詰めたような顔してたから」


 原田くんはプルタブをカシュッと開けて、缶をあおった。

 ずっと、という言葉に、前と同じような既視感が宿る。


「モデル、なりたくないの」

「そういうんじゃ、ないけど……」

「けど?」


 原田くんは、ジュースでてらつく唇から声を漏らす。今ここで私が彼にキスをしたら、きっとブドウの味がするだろうと思う。


「わからないんだよ。スケールが大きすぎて」

「……うん」

「もし、私が芸能人になったとして、どれだけの人が普通に接しくれると思う?」


 特に原田くんとか、原田くんとか、原田くんとか。

 そんな思いを私が胸に秘めていることさえ、きっと彼は知らない。彼の言動の一つ一つに、私が憧れたり、絶望したりする影響力を持つことを、きっと原田くんは知らない。

 彼は腕を組んで少し悩んだ後、やっぱり真夏のひまわりみたいな顔でこう言った。


「他の人はわからないけど、少なくとも俺は、今みたいに柏木と話したいなと思うよ」

「……ほんとに」

「うん」

「うそ、ついてない?」

「ついてない」


 彼の垂れ目がちな瞳は柔らかくて温かいのに、私に届くくらい真っ直ぐだった。

 なんでこの人は、こんなにかっこいいんだろう。なんでこんなに、私を好きにさせるんだろう。

 私はあなたに好きな人がいると知って、胸が苦しいままなのに、あなたはその苦しさすら忘れさせる言葉をくれる。それに私は毎回まんまと救われる。

 原田くんの瞳から目を逸らし、私はゆっくりとうつむいた。

 彼が無造作にベンチに置いたスマホの画面には、おそらく三歳くらい下の、笑顔が可愛らしい男の子の壁紙が映っている。それを見て、私はなんだか、たまらなく泣きたい気持ちになる。


「私、原田くんが好きだよ」


 唐突に、私は思わずそう言った。

 彼は驚いた顔をして、でもすぐにいつもの柔らかい表情にもどって笑い、「ありがとう」と言ってくれて、それがさらに切なくなる。


「すげー嬉しい。柏木にそう言ってもらえて」

「……うん」

「でも、柏木も気づいてるかもしれないけどさ、俺、好きな奴いるんだよ」

「……うん、」


 知ってる、と心の中で私はいう。


「そいつ、不器用で、人見知りで、面倒臭いところもあるけど、すげー真っ直ぐなやつでさ」


 かっこいいんだ、と今まで見たことない照れ混じりの笑顔を見せる原田くんは、憎らしいのに憎めなくて、ああ、この人が好きだという人なら、きっととても素敵な人なんだろうな、と思った。そうして私だって彼のこと、同じくらい好きなのになと思った。

 私は、胸の苦しさ以上にきちんと原田くんへ気持ちを伝えられたことが嬉しくて、そうして彼が受け止めてくれたことが嬉しくて、「ありがとう、ちゃんと話聞いてくれて」と泣きたいのを堪えながら笑った。


「こっちこそ、話してくれてありがとう」


 どこまでも真摯な彼は、やっぱり笑うとひまわりみたいだ。けれども、彼の追いかける太陽みたいな人は私ではなくて、スマホの中のあの子なのだった。

 そろそろ帰ろうかという話になり、私たちは学校を後にして、二人で駅まで歩いた。彼の大きな背中がホームに消えていくのを見送った後、私は一人でスマホを取り出して、名刺の番号を打ち込んでゆく。


「オーディション、受けさせてください」





 ◆






 歳の近いモデルたちが、メイクを施されて嬉しそうに控え室を出てくる。取り出した手鏡を何度も眺めては笑みを浮かべているのを見ると、満足のいくメイクだったようだ。

 今日お世話になるメイクさんは、私と大して年が違わないのにドラマや映画などで引っ張りだこな島崎さんという女の人らしい。私は初めて会うけれど、何度か会ったことのある事務所仲間に聞けば、大変気さくな方でノリの良いギャルなのだとか。

 大勢いるモデルの残りの一人として私は多少緊張しながら、控え室の扉を開けると、そこには確かに気の強そうなギャルがいた。


「美代子さんですね、今日はお願いします」

「あっ、こちらこそ、お願いします!」


 話に聞いていた通り島崎さんは、見た目は派手でも中身は素朴で率直な人のようで、椅子に座った瞬間私の寝不足を見抜き、そしてそこからくる肌の荒れをも理解したらしく、「美代子ちゃん、あんたモデルなんだけど?」とちょっと怒りながら私を注意するのだった。


「う、ごめんなさい、めぐさん!」

「ごめんで済んだらあたしはいらないっての!」


 私より三歳年下なのに、島崎さんはとてもしっかりしていて、なんだか原田くんがいた時のように気が引き締まる。

 かっこいいと言ってくれた彼にも恥じないようなモデルになると決めて、早数年が経った。

 彼とは卒業式以来会っていない。

 事務所からのお小言で連絡先すら交換していないから、私が今どうしているかは彼に伝えられても、彼が今何をしているかまではわからなかった。

 けれど、別にそれで良いような気がしている。

 原田くんが、初恋だった。

 その事実だけで、私は胸が満たされて頑張れる気がする。あんなに素敵な人を好きになれてよかったと、ことあるごとにそう思い出す。

 モデルになってから貰った仕事がうまく行かない時、マネージャーと喧嘩してしまった時、オーディションに受からない時、そう言う時に彼のことを思い出しては、元気をもらった。

 もしかしたら、彼はどこかで私を見てくれているかもしれない。雑誌の表紙とか、テレビで放送されたファッションショーとか、そう言うところで何気なく目に入って、私は元気だよって原田くんに教えたい。

 これからも、あなたが好きだったって胸張れるように、生きていきたい。

 彼のことを思い出して口元をにやけさせる私に島崎さんが気づき、「なあにニヤついてんの」と面白がって頬をつつく。私は「なんでもありません」と言いながら、それでも緩んでしまった口元をすぐには抑えられなくて、両手でそれを必死に隠した。


「ひまわりの花を、思い出してたんです」

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