第36話「戦争は実に甘美な完済実験である」

私たちに置いて知るべきことがある

神事は神の行い、ならば人事は人の行い

この両者に道徳は問いかけられる

ことを成して天となすか

人を成して、祭日となすか、

この極論について是非とも精査してほしい

理は己の儀徳の中に

ならば心こそ最大の風情である

起き寝なく、聞いてほしい、これは事実無根の牙城作だ

決して探索目的ではいけない、言うならば、言葉を費やして

最適な利益を求めるこれで十分だ。


それでは今宵も、卑下できない、注釈を超えて一寸をたばかろう。



「先生、」

「なんだ白瀬、また寝耳に水でも入れられたか」

「いえ。そのような古典芸ではありません」

「では、日から太陽が出でたか」

「いえ、それ当たり前ってか、そんな古典芸術あるんですか」

「無きにしも非ず、または得てして不心得でもありなんか、とかだね」

「相変わらず見識が広いのか、訳もなく乱用しているのか、実に恥知らずですね」

「そうか、ならば問おう、お前はこんな私が好きになったんだろ?」

「ええ、いや、はい、ですがね、いつまで経っても、一人前になれないと思ったので、二人前にしただけです」

「なんだそのこじつけがましい、無理辛抱の言葉は」

「率直な感想です」

「では私も提言しよう、これはイメージです」

「わかりました、そのように由緒メーカーの肩書きで、倫理を越えようなど、不実の遺恨だらけだろ」

「先生って、時価総額について、露呈した社会的損失について、そんな智い目をしてたんですね」

「確か、あれは、ドル型換算の、熾烈社会だったな、確かに、0ドルから1ドルまでの敷居格差を2ドルまで上げたことによって、事実1ドルが0ドル、つまり無価値になる、しかし1ドルを合わせれば2ドルになる、このロジックは世界を揺るがした、大犯罪だったな」

「スティーブバーグ、彼の言う、倫理理論、心的外因による、金的資産総価値の社会不安は、本当に、世界恐慌を引き起こすとされる、第三次世界大戦の引き金になるでしょうね」

「ああ、事実、金とは戦争によって育まれている、金のない国は戦争もできない、これは正しい」

「だとすれば、心的外因だけ、つまりメタファイトになるでしょうね」

「そうだね、これが作家VS現実の世界だ、どこまだを取り込み、どこまでを掌握できるか、なんせDNA単位で、人事は変わるからね」

「まさか、遺伝子戦争、つまりオリジナルチルドレンの想像が、次の引き金だと?」

「考えてみろ、戦争は、人が起こせるものだ、つまり、人をなくせば、戦争は続かない、これだけだろ」

「では、戦争が男しか居ないのは、実は男を減らすという、女性陣からの仕組まれた、セオリーなんですかね」

「そうだね、白瀬、いいかね、女は子供を産める、しかし男の中には女性を不幸にする者もいる、だから、金がない、そんな男は戦争に行くんだよ、愛されもしないから、命を奪うことに躊躇がない、そういう男なら女は願い下げだろ?」

「ですが、戦争は誰一人として、してほしくないですね」

「若いね、白瀬、戦争の利点はね、強欲ができると言うことだよ、つまりご飯も奪える、なんだって奪えるんだよ、ある意味贅沢だろ?」

「それでもそんなの間違ってます」

「それが戦争だ」

「はい、はい、、、」


二人はそうして、間違えの中にある罪と善を学んだ

例え避けることのない戦いでも、

答えは十二分にある。

だから言おう、

戦争を歓迎する世界と国は、どことどこだ、

そこに財力はあるか、

そして、保身のために、

誰を対価にできるか

それが命なら

なぜ、死してなお戦いの重役を担うか

このエスカとロジーこそ

真実である


世界はとうに、間違えを正せる場所ではない

では、どう生きる

この真理はあなたこそが


見分け、赴ける、世界だ、

行かんか、行かざるか、攫い上げるかは、

のちの、あなた次第、

戦争な、有益である、しかし実害もない、

この問いに答えたあなたのみ、真の戦場をお見せしよう?


どうだ?命をどう見てる、

映画の撮影に行った事はあるか?


なんて、なんて、皆まで言うまい、


主人公はあなただ、

信じて生きろ


未来を取り戻せ、それが真偽である。


それでは、ごろうじよ。


己が生命に信託を下すまで、さぞ愚かに、さぞ純然に、。

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