応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • こんばんは

    べっ甲細工の亀を贈ってきたことで、メッカを手中にした、と伝えるアル=アーディル殿下。伝え方がスマートですね。

    作者からの返信

    メッカの沖合は、タイマイ亀の群生地でしてね。

    ヨーロッパでは決して手に入らない貴重な装飾品の材料の供給地なのです。


    これも商人としての感覚が出ています。

    『特産品』を見る事で、どこそこと繋がりがあるのかを図るのは、商人ならではのやり口。

  • 第74話 帰路への応援コメント

    >むしろ年齢差がなければ、同族嫌悪していたであろうくらい似ていると感じた。

    あはは(;´∀`)
    そういう食わせ者だからこそ、アーディルを信用して良い同盟関係がこれから築けそうです。

    作者からの返信

    利害こそ、同盟の潤滑油にして導火線。

    利益があるなら握手を交わし、用済みならばさっさと離れる。

    そういうドライな感覚を持つ二人です。

  • 第67話 運命の出会いへの応援コメント

    >エンリコ=ダンドロ、そして、アル=アーディル。
    この二人の運命の出会いは、後に東地中海に大変革をもたらす事となる。

    おお、どうなっていくのか楽しみです!(≧▽≦)

    作者からの返信

    この2人が出会っている記録はありません。

    しかし、どう見てもグルだよね!? としか思えない場面がいくつもあり、絶対裏で繋がっているだろと思わせる出来事が見られます。

    特に本作の主題でもある『第4回十字軍』の前後の動きは、確実に両者が連動しているレベルのヤバさ。

    なので、本作では直接出会って交渉していたという舞台を用意しました。



    あと、アーディルは自分世代の人だと超有名なんですよ。

    2、30年は昔の作品ですけど、定金伸治先生のラノベ小説『ジハード』はアル=アーディルが主人公なんで。

  • 第66話 取り次ぎへの応援コメント

    >何も行き当たりばったりで、交渉の場を持とうとしたのではない。
    準備あっての交渉であると、エンリコは考えている。

    なんとー! 「遭難しましたぁ」と一芝居うつのかと思っていたら、違いましたね。仕込みはすんでいました。さすがです!

    作者からの返信

    事前の仕込みは交渉の基本です。

  • 「これが信頼というものだ。交わした契約を必ず履行したヴェネツィアと、手のひら返しばかりする皇帝の治めるビザンツ帝国、その差が商取引の場では、如実に現れる」

    なるほどね〜。ヴェネツィアのほうが、商売の場では圧倒的に信頼を得ていますね!

    作者からの返信

    信用できない相手とは、そもそも交渉が成立しませんからね。

    通貨=価値=信用の図式の上でこそ、商売が成り立つ。

    ゆえに、ヴェネツィア商人は交わした契約は必ず守り、履行する。

    だからこそ、嫌われもする。

    契約に従って、どこまでも取り立てに来ますから。

  • こんにちは

    ベリサリウス将軍の一生、おもしろかったです。戦況不利なところから、何度も巻き返して、ほとんど常勝無敗。すごいですね。
    ただ、皇帝が病に倒れたとはいえ、後継者に口出しをしてしまったのは失点でしたね。そのつまづきがなければ……。

    作者からの返信

    ベリサリウス将軍は日本ではあんまり知名度は高くないけど、軍事学上では超重要人物。

    20世紀初頭のイギリスの軍事理論家リデル=ハートは「私の完成させた『間接アプローチ理論』の先駆者はベリサリウス」と述べるくらいに高評価。

    そのリデル=ハートの論文を見て、ドイツのグデーリアンは『電撃戦理論』を作り、ソ連のトゥハチェフスキーは『縦深戦術理論』を生み出しています。


    20世紀でも通用するような用兵を、6世紀で運用していたガチな天才軍人、それがベリサリウスです。

    しかも、鉄の忠誠心までお持ちでしたから。

    皇帝の疑心にさらされても、最後まで忠義を貫いた。

  • 第1章 あとがきへの応援コメント

    こんばんは

    第一章、ぜんぜん軽くありませんでした。壮大で読み応えがたっぷりでしたよ。
    エンリコが抱える恨み、怒り、よーくわかりました。濡れ衣で獄中にいれられ、本人が視力を失っただけでなく、友も裏切りとヴェネツィアの暴徒のせいで亡くして。

    これだけの物語を書くのは、大変労力がかかるかと思います。
    続きも楽しみに拝読いたします。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    コメントをいただけるのが、創作への意欲となります!

  • 第46話 若い生徒への応援コメント

    よき若者✧エンリコさんの薫陶を受けて欲しい

    作者からの返信

    商売の教育としては最高です。

    大店の主人の側仕えですから、見て得るものは大きい。

  • 第44話 東への船出への応援コメント

    船長の息子さんとは熱い…!

    作者からの返信

    キャピターレ(船長)とナヴェーノ(従者)は物語上の架空の人物として出していますね。


    エンリコは盲目の老人で、誰かが介助しておかないと出歩く事すらままならない。

    なので、エンリコの側には必ずラニエーリかナヴェーノがいる感じになります。

  • 第38話 寡頭体制への応援コメント

    >エンリコは今回の一件で、“民衆”と言うものを完全に見限った。

    そうなるのもわかります。
    ミキエーレが生き残っていれば、……きっと、違う展望がもっとあったのに……。

    作者からの返信

    友を理不尽な理由で失えばこうもなりましょう。

  • 戦争に負けた腹いせで私刑、殺害。これはエンリコが激怒するのもわかります。珍しく我を失うほど怒り、ラニエーリに諭されましたね。

    作者からの返信

    エンリコは商人であり、それだけに法律や規則というものを守る。

    裁判を経ない私的制裁なんぞ、絶対に許容できない案件です。

  • >「ヴェネツィア本国に戻られた統領ミキエーレ殿が、暴徒化した民衆に襲われ、亡くなられました!」

    えええええええ!
    せっかく生きて帰ってこれたのに。えええええ……。ショックです。えええ……(´;ω;`)
    悲しいィィィ!

    作者からの返信

    これはガチな史実エピソード。

    帰還後に民衆に殺されちゃいました。


  • 編集済

    こんばんは

    船長と統領ミキエーレ、生きて帰ってきた!
    生還はあきらめていたので、嬉しいです。おかえりなさい!(≧▽≦)

    作者からの返信

    まあ、ここからが大変なんですけどね。

    敗戦処理はどこも難題。

  • トルコって確かこの時期めちゃくちゃ領土を拡げて、すぐに弱体化したってイメージ(中学校で習った世界史レベルの記憶)があって、
    何でそんな、いきなり弱くなるの?
    と不思議に思った印象があります。

    こうやって物語で読むと、実感が湧いていいです。

    作者からの返信

    基本的に外的要因で滅びる国家はありません。

    内部に問題を抱えていて、それによって弱体化した時こそ、外からの侵略が発生するのです。

  • ラニエーリさんも頼もしいですね。この息子はエンリコの宝かも…

    作者からの返信

    優秀な後継者こそ最高の宝です!


  • 編集済

    第28話 落伍艦への応援コメント

    こんにちは

    >「これで今日は二十人目ですな」

    病で死んだ数を出されると、ひゃっ(・。・; となります。優秀な船乗りたちが、次々に死んでいくのを、目の当たりに(耳で聞いて)しなければならない。息のある重病者を、船ごと沈めるしかない。
    これはビザンツ帝国に恨み骨髄になるのも納得です。

    >「権力の座に就くという事は、同時に“確信犯”になるのと同義だ。その罪からは、決して逃れる事はできない」

    エンリコの言葉のなんと重いこと……。

    作者からの返信

    帝都での火事での難癖から始まっていますからね。

    濡れ衣でこうもなれば、エンリコに限らず、ヴェネツィア人も怒り心頭ですよ。


    責任を感じるからこそ、決して逃げないし、あらゆる手段を肯定する化物が誕生した瞬間でもあります。

    これが後の「第4回十字軍」への一因にもなっていく。

  • 第41話 風は東へ吹くへの応援コメント

    一人勝ちの大儲けをしていると、恨まれるのはいつの世も同じなのね

    作者からの返信

    出る杭は打たれるものです。

  • 市民からの不満がでそうだな(꧞ 'ᢦ' )

    作者からの返信

    それを上手くやったのがアウグストゥスですからね。

    建前上は共和制の精神を尊重しつつ、権力は一部の者が掌握。

    エンリコはそれをやろうとしているのです。

  • 一章がとても濃い内容でした。
    十字軍はあまりうまくいかなかった、みたいなふうに世界史で習ったように思いますが、ヨーロッパの内紛なんかも絡んでいたのかなあ、という印象です。

    ミキエーレ、かっこよかったなあ…

    作者からの返信

    十字軍自体は結局失敗には終わりますが、「東西の交流」という点では非常に活発になった時代でもあります。

    とにかく、十字軍は宗教的熱意に裏打ちされながらも、実際は土地や恩賞目当てで参加した者も多く、異教徒、異端者への攻撃が激しかった。

    気候が温暖な時期でもあり、ヨーロッパも人口が増えて、どこかに入植を余儀なくされ、そうした事情も相まって、十字軍運動が形成されていったのです。



    ミキエーレは最後まで為政者の責務から逃げなかった。

    逃げたのはむしろ、暴行を加えて市民の方です。

    共和制という代表を市民が選ぶという政治形態において、市民が「選んだ」という自己の責任を他者に擦り付ける事はあってはならない。

    だから、エンリコもこの件に関しては市民に怒り心頭です。

  • 第38話 寡頭体制への応援コメント

    無責任な言葉で動かされた人が、責任だけを取らされる体制は嫌ですね。

    作者からの返信

    そうした事を律する意味においても“法”が存在するのですが、今回のミキエーレへの暴行は、完全に違法行為。

    法を重んじるエンリコからすれば激怒案件です。

    結局、金も出さず、責任を負わないのであれば、口は出すなと言いたくもなりますよ。

  • 第37話 野心の発露への応援コメント

    ただ、悲しい。
    怒りの持って行き場がない。

    作者からの返信

    だからこそ、やり場のない怒りを野心の発露という形で叶えようとしているんです。

    誰も見た事のない海洋国家という夢を。

  • 酷い……命をかけてたたかった人への敬意を忘れるのは最低

    作者からの返信

    法治国家において、私刑の肯定はあってはなりません。

    裁判や議会を経ずに刑を行使するのは完全にアウト。

    エンリコが激怒するのはまさにその点です。

  • え……

    作者からの返信

    作品にドラマ性を持たせるため、多少の脚色は入れているんですけど、ミキエーレが命からがら帰国して、敗戦に怒って市民が暴行の末に殺害したってのはガチな史実なんですよ。

  • 船長、肝が座ってるうえに、操船技術が優れています。頼れる海の男!
    頭領ミキエーレも、それは同じ。議場にいるより、血がたぎっています。
    ……ヴェネツィアにこの囮の船を帰らせてあげたいけど、それは叶うかどうか……(;_;)

    作者からの返信

    国の指導者としての責任があるからこそ、確固たる意志の下に行動できる。

    立っている場所が議場か戦場かなどというのは関係なし。

    責任、責務をどう果たすのか。

    責任者だからこそ、それから逃れることはできないし、ミキエーレ自身、すでに覚悟を固めています。

  • 第26話 囮艦隊への応援コメント

    こんばんは

    ……頭領ミキエーレ……(´;ω;`)
    死を覚悟した囮ですね。一船に敵が群がってくるわけですから。立派な御仁です。
    船長も。良い腕前の船乗りが、失われようとしている。悲しいです……。これが戦ですね。

    作者からの返信

    海に生きる男の意地です。

    今はとにかく一人でも多くを本国に帰す事が優先ですから。

    組織の長の責任というのもありますしね。

  • 第25話 疫病蔓延への応援コメント

    こんばんは。

    天然痘はやばいですね。島国日本、奈良時代、唐からの遣唐使船が帰ってきて、たった一隻の着港後、二週間で日本列島に天然痘は感染拡大したのではないか、という研究結果もあるそうで……。

    エンリコの判断の早さ、喝のいれかた。さすがです!

    作者からの返信

    歴史を知っている者ほど、疫病の危険性は知っていますからね。

    ローマ帝国が滅んだ原因の一つに、疫病による人口減少がありますし。

    まして、戦争の最中であればなおの事。

  • 働き者だなあ。
    にしたって、エンリコの寿命はすごい。

    作者からの返信

    エンリコは既に60過ぎてますからね。

    この時代だと、すでに十分長生きです。

  • ミキエーレさん良かった…✨

    作者からの返信

    敗戦処理でここからが大変です。

  • カノッサの屈辱ってそういう事件だったんですね。
    にしてもエンリコさんすごい。V S赤髭王、楽しみです

    作者からの返信

    この事件は西洋史をかじっていれば必ず知っているほどの知名度のある出来事なんですが、事件の背景や前後の動きを知っている人は意外と少ないんですよね。

    なので、それなりに詳しく書き記しておきました!

  • 第31話 遠交近攻への応援コメント

    あ、責められた。そして懐柔した。
    しかも、大嫌いな相手と組むとか言ってる。
    エンリコ、凄すぎる😳

    作者からの返信

    それほど損害を受けた敗北という事でもあります。

    お行儀よく、手段を選んでいる余裕はないのです。

  • 第30話 本国からの使者への応援コメント

    ふたりが厳しく責めないでくれてよかった

    作者からの返信

    下手に内輪揉めしている状況でない事は、商人ですからすぐに計算しますよ。

  • 第24話 いざ帝都に向けてへの応援コメント

    こんばんは

    ヒオスの人たちと良い取引をできた、お互い満足そうに、にこやかに出港した、と思っていたら、とんでもない。エンリコがやんわりと危ぶんでいたとおり「罠」が仕掛けられましたか。
    しかも、取引を成立させたあと、食料に疫病の種を仕込むという、目にわかりにくい方法で……。海上の船では逃げ場なし。

    >大きな取引を終えた安堵からか、ヒオス港のあちこちから威勢よく港湾労働者が手を振り、ヴェネツィアの艦隊を送り出した。

    これ、ヒオス湾岸労働者、笑顔を浮かべつつ、「はっはっは、バカめ! その食料は死の食料だぞ」と思っていたのかもしれませんね。

    作者からの返信

    ビザンツ帝国の臣民は商売やら利権をヴェネツィアに侵食されて、恨み骨髄でしたからね。

    殺意を隠したい相手にこそ、親切丁寧にして必殺の間合いに呼び込むものです。

  • 第29話 蔑みの視線への応援コメント

    あ〜やだやだ、が可愛いじいちゃん

    作者からの返信

    齢は重ねても、心は割と若々しい。

  • 第28話 落伍艦への応援コメント

    龍宮城伝説ってもしかしてそこからきてるのかしら。
    にしても、駆り出された漕ぎ手たちは可哀想です

    作者からの返信

    海底神殿のお話は世界中にありますからね。

    ヨーロッパだと、アトランティス伝説なんかがそうですね。

    後の時代には、ムーとか、レムリアのお話も出てきますし、海の底は未知の領域だからこそ、想像力がかき立てられます。

  • 「詐欺では」って言ってしまうナヴェーノ、かわいいですね。
    ずっとエンリコの側にいるけれど、まだまだ若い。
    ユニコーンの角でも人魚のミイラでも、欲しい人がいるなら売れば良いのです。

    作者からの返信

    その手の詐欺商材には、世界中に色々と転がっていますからね。

    本当か? と思うような由来の品とか。

  • 船長もかっこいいなあ✨
    挑発のヤジ、好きです

    作者からの返信

    海の男はすべからく豪放磊落です。

  • 第26話 囮艦隊への応援コメント

    ミキエーレ……

    作者からの返信

    国家元首が殿軍を務めるという異常事態。

    それくらい逼迫しているという事と、代表者としての責任の有様というのもあります。

  • 第25話 疫病蔓延への応援コメント

    自分たちも病気にかかっちゃうから、早く引き上げた方がいいよ💦

    作者からの返信

    天然痘は本当に危険な病気ですからね。

    牛痘摂取による予防が確立するまでは、本当に死の病。

  • 第24話 いざ帝都に向けてへの応援コメント

    うわあ、瘡蓋の粉は嫌だなあ…
    ヴェネツィアはいわば強者の理論なのかも知れませんね。
    どっちを応援していいか分からなくなってきた

    作者からの返信

    経験則から、天然痘の患者の一部を擦り付けると、感染しやすくなるというのはなんとなしに認識できているのではないかとね。


    ヴェネツィアはあくまで契約の範囲で商売しているので、後から文句を言うなって理論ですからね。

    しかも、それを何十年と続けていれば、相手側にも鬱憤が貯まろうというものです。

  • 第23話 大使館への応援コメント

    大使館も銀行も、このころローマ、ヴェネチアにすでにあったのですね。勉強になります。

    作者からの返信

    銀行業は「テンプル騎士団」が巡礼者の財布を預かるところからスタートして、そのシステムをヴェネツィアが真似た感じですね。

    大使館や商会が各所にでき、支店の決済を独立採算制にしたり、複式簿記が登場したりと、徐々に現在まで続くシステムの雛型ができてくるのも、この時代のイタリア・ヴェネツィア商人の功績。

  • 第22話 補給への応援コメント

    かなり長生きなのですね。老いてなお盛ん✨️

    作者からの返信

    ダンドロ家はこの時代だと、かなり長生きな方が続いているんですよね。

  • こんばんは

    >「ちゃんと戦に勝利してください。そうでなければ、約束を交わす意味がありませんので」
    これには一同、大爆笑であった。

    ふふ、ヒオスの使者、交渉上手ですね。
    ヒオスの為に勝利しろ、と言ってるわけですけど、言われたヴェネツィア側は、小粋な言葉と思って、「違いない」と大爆笑。
    「金をむしりとってやる」だけでなく、ユーモアも交渉には必要ですね。

    作者からの返信

    交渉には、こうした小粋なジョークや笑いが必須ですからね。

    真面目でお堅い者よりも話が円滑に進むというものです。

  • 第10話 帰路への応援コメント

    第四回十字軍というと、エルサレム奪還が目的のはずなのに宗派は違えど同じキリスト教国のビザンツに攻め込んだという、世界史上に冠たる「あたおか案件」という程度の認識しかなかったのですが、このような経緯があったのですね。

    マヌエル一世、ちょいと調べてみたらアンナ=コムネナの弟の子なんですね。
    落日の大帝国を再興しようという熱意に満ち溢れた無能な働き者、という点では、明の崇禎帝みたいな人物だったのでしょうか。

    作者からの返信

    因果応報。物事には必ず、原因と結果が繋がっているものです。

    ビザンツ帝国はヴェネツィアの宗主国ではありますが、経済的にはかなり浸食されている状況で、これを解消したいとマヌエルは考えてみたいで、帝都での火災をこれ見よがしに利用して、濡れ衣を着せたって感じです。


    マヌエルは軍事的にはある程度成功を収め、一時はイタリア半島にも派兵できるくらいには勢力を盛り返したのですが、外交的にいくつも致命傷になるものを犯し、それが次世代で一気に噴き出して、帝国瓦解に突き進んだと言ったところでしょうか。

  • 帝国の罠はあるのかないのか

    作者からの返信

    政治の世界はいつも複雑怪奇ですよ。

    昨日まで殴り合っていた仲が、今日には握手を交わし、明日にはまた面罵し合う。

  • ん、この条件は難しいのか……

    作者からの返信

    ヴェネツィアとジェノヴァは犬猿の仲ですからね。

    ヒオス側の提案はかなり厄介な事態になりかねないです。

  • 第18話 ヒオスの盲人への応援コメント

    >「トロイア戦争”などというものは、神話やおとぎ話であって、現実の話ではありません。“トロイの木馬”など、どこにも存在しませんよ」

    おやおや……、史実だったのに、忘れさられてしまっていますね。
    さて、このヒオス島、トロイの木馬であるのか否か。

    作者からの返信

    トロイア戦争は、シュリーマンの発掘まで伝説や神話だと思われていましたからね。

    後の時代の事を知っている読者視点では、「トロイの木馬は存在しない」は笑えるけど笑い事ではないとわかるのです。

  • 第17話 補給港を求めてへの応援コメント

    ほう。マスティック。現代でもヒオス島でしかとれず、樹液をガムのように噛むと、強い歯周病予防の効果があるそうですね。へえ、知りませんでした。

    作者からの返信

    口内の紡機に加えて、ピロリ菌にも効果があると研究結果が出ていますね。

  • 第16話 敵影なしへの応援コメント

    あちゃー。恐れていたことが。どこの港も使わせてもらえません。兵糧攻めの「かけあい」という愚かな展開、さらには、ヴェネツィア軍は、なんの戦果もなくおめおめ自国に帰れば、市民の不満が爆発しそうです……(;´∀`)

    作者からの返信

    物資に関しては、遠征する側の方が不利ですからね。

    ゆえに、防衛側は籠城策で相手の物資が尽きるのを待つというのが常套手段になります。

  • 第12話 決議への応援コメント

    こんにちは

    >誰も彼もが短絡的、そうエンリコは感じていた。
    そう、“味方”も含めてである。

    本当ですね。戦争をして、どこまで攻めるの? 落とし所はどうするの? 海で勝てても、陸で勝てるの? まったく答えのないまま、開戦に踏み切ってしまいました。

    作者からの返信

    戦争とは始めるのは簡単でも、終わらせるのが難しい。

    だからこそ、指導者は戦略目標をはっきりさせ、どこまでやるのかという戦争計画が何よりも重要になってきます。

    今回のヴェネツィアは復讐心に駆られて、その目標と継戦能力の策定が疎かになっている状態で、エンリコはそれをとにかく危惧しているのです。

  • むむむ……罠ならば何とか回避の手段が

    作者からの返信

    それこそ、商人としての交渉の腕前を見せる機会と言えます。

  • 第18話 ヒオスの盲人への応援コメント

    心配だな……エンリコの予感が外れるといいけど……

    作者からの返信

    指揮官は最悪を想定して策を講じなければなりませんからね。

  • 第79話 中東情勢一触即発への応援コメント

    第三者間の戦争こそ、儲けどき! それは間違いないですね。
    まあ、非難の声もあるでしょうが。

    作者からの返信

    昨今のホルムズ海峡の一件で、石油不足が叫ばれていますからね。

    これなんて、ペルシア湾岸地帯以外の産油国にとっては、ボーナスタイムですよ。

    関係ない遠方の戦争なんてそんなもんです。

    競合相手が潰れて商売繁盛! くらいの感覚。


  • 編集済

    第10話 帰路への応援コメント

    こんにちは

    >「今や帝国は重症の病人ですからな。しかし、そんな相手であっても、我がヴェネツィアにとっては、大事な商売相手でもあります」

    なるほどね。落ち目の帝国ではあっても、大口の、大事な商売相手なことには変わりません。
    “十万ディナール”は、賠償金として支払うのではなく貸付け……(;´∀`)

    さて、急ぎヴェネツィアに戻り、市民感情を慰撫しなければなりません。下手したら戦争。その危険性は去っていませんね。

    作者からの返信

    なんやかんやで人口は多いですからね、ビザンツ帝国は。

    ヴェネツィアにとっては、大事な顧客でもあります。

    なので、エンリコはヴェネツィア市民を慰撫しつつ、帝国にも良い顔をするのが最善だと考えたわけです。

  • 第17話 補給港を求めてへの応援コメント

    昔のひとも口臭気にしてたのね。
    にしても罠っぽい気もしますね…

    作者からの返信

    ヨーロッパではローマ帝国が崩壊して以降、入浴文化が廃れてしまい、代わりに体臭を誤魔化すために香水が発達していきましたからね。

    匂いには割と敏感です。

    あと、砂糖も徐々に広まりつつあるので、虫歯やなんかの口内の病気にも気を回してきています。

  • 第9話 落としどころへの応援コメント

    こんにちは

    ふーっ、息づまる交渉で、三話一気に読んでしまいました。面白いです!
    皇帝にも体面があり。互いに落とし所をさぐる。エンリコの「損切り」で自分の保釈も認めさせるあたり、さすが! と思いました。

    作者からの返信

    戦争回避がまず優先ですからね。

    しかも、自身の身柄の安全も約束させていますから、まずはヨシといったところ。

    ただ、ここからヴェネツィア市民や議会を説得しないといけませんから、むしろそちらの方が大変です。

  • 第6話 親子再会への応援コメント

    こんにちは

    物語の概要欄からわかってはいたのだけど、囚われの父と再会できた! しかし失明していた、の流れは、涙を禁じえません。かわいそうに……。
    父と息子の関係性は良好。きっとこれからは、ラニエーリさんが、エンリコさんの目のかわりになってくれるはず!! エンリコさん、ラニエーリさんの親子タッグで、ビザンツ帝国の皇帝に舌戦勝負ですね!

    作者からの返信

    完全な濡れ衣ですから、怒りもより大きい。

    されど、それを抑え込んで理性的に対処しようとする。

    その我慢や損切をして、後日に取り戻そうとするのが商人としての姿勢。

    頭脳と財力を活かした舌戦が始まります。

  • 第16話 敵影なしへの応援コメント

    今は守勢のローマが有利?

    作者からの返信

    基本的に戦争は地の利を生かせる守備側が有利なのは、第二次大戦まで変わりません。

    誘導兵器の登場までは、ずっと守備有利です。

  • 第15話 出撃への応援コメント

    自ら前線でたたかうのは潔いです。
    エンリコの智弁が活躍をみせるのか✨

    作者からの返信

    エンリコは『反戦』ではあっても、決して『非戦』ではないんですよね。

    ただ、より重きを置いていたのは『民主主義のプロセス』。

    多数決で政府の意思決定がなされた以上、それには従うというスタンス。

  • こんばんは

    >他国のガレー船は漕ぎ手は奴隷や罪人であるため、航海中は逃亡を防ぐため、櫂を漕ぐ席に枷で縛り付けられているのが通常だ。

    そりゃそうだ……。

    >漕ぎ手の糞尿は垂れ流し

    げっ(;´Д`) そうか〜、そういう事になってしまうのか……。一人だけ、「トイレ行ってきまーす」って枷を外してもらえるわけもなく……。

    ヴェネツィアでは、ガレー船の漕ぎ手は、航海術や商売の基礎を学ぶ花形職業、戦になれば武器を手に戦う。それは、奴隷や罪人ばっかりの漕ぎ手の船とは、まったく違いますね。

    作者からの返信

    そこがヴェネツィアのガレー船と、他国のガレー船の差なんですよ。

    実際、自由民の漕ぎ手は強い。

    ペルシャ戦争の「サラミスの海戦」でも、ガレー船の漕ぎ手はアテネ市民で、士気が高かったからこそ勝利を得ましたからね。

    海での操艦や商売のイロハを覚えられる役得もあるので、自然と人は集まります。

    むしろ、そこまで人事がしっかりしていると、奴隷や罪人を使う方が非効率になります。

  • 第14話 懸念への応援コメント

    たしかに、一回上手く行ったら事あるごとにたかられそう。

    作者からの返信

    結局は「舐められてたまるか!」に行きつくのです。

  • 第12話 決議への応援コメント

    エンリコの武器は我慢強さ……敵も味方も手玉に取る、どんな策を打ち出すのか。

    作者からの返信

    待てるというのは極めて重要。

    しかし、皆が皆、そうであるとも限らない。

  • 第11話 市民感情への応援コメント

    やはり国が生き残るには戦わないとダメなのね

    作者からの返信

    結局、人間というのはどこまでも「感情の生き物」なのです。

    誰しもが臥薪嘗胆をできるとは限らない。

  • 第10話 帰路への応援コメント

    お金、貸しにする気だったのね😳
    覇気のある親子です。

    作者からの返信

    人、金、物を右から左を動かして、それで儲けるのが商人です。

    商機(勝機)があれば、投資はしますとも。

  • 第3話 激発への応援コメント

    こんにちは

    うおおーΣ(゚Д゚)
    息子ラニエーリ、優秀〜! エンリコ、こんな息子がいたら、懐刀としてこの先も頼りにしそう。
    ミキエーレの、戦をした場合の窮状を想像しつつ、市民の感情や、なにより、独立を良しとするプライド、いろいろ計算が混じりあってるところが、拝読していて面白いです。
    ラニエーリ、難しい交渉にむけて出発しましたね。このさきどんな交渉を見せてくれるのか楽しみです。

    作者からの返信

    エンリコも優秀ですけど、息子のラニエーリもこれまた優秀。

    と言うか、優秀でないとヴェネツィアの政財界では生き残れないと言った方が正しい。

    血統による継承ではなく、選挙と商売のどちらかで勝たないと、途端に底辺に落ちるほどの激烈な競争社会。

  • 第9話 落としどころへの応援コメント

    金で殴りにいきましたね!
    かっこええ。
    数々の恨みもあるに違いないのに

    作者からの返信

    商人にとっては、正しい武器と言えましょう。


  • 編集済

    こんばんは。

    エンリコさんは、ヴェネツィアン・コミューンの議員として初の大仕事で投獄、ついてないですよねえ……。
    共和制は、民衆が暴発しそうになると、止めづらいという問題もあるわけですね……。

    この場をお借りしまして、拙作にきらきらお星さま、ありがとうございましたm(_ _)m

    作者からの返信

    王政であれば、王や貴族の意向が通りますが、共和制だと民衆の意見が重要ですので、決定に時間もかかれば、民情次第であらぬ方向に流れてしまう事もあります。

    それゆえに説明責任を果たし、民衆を説得するのも議員にとっては重要なお仕事の一つとなります。

  • 第1話 投獄への応援コメント

    こんばんは

    濡れ衣だ、身に覚えがない、と皇帝に訴えるも、投獄されてしまうスタート。しかも老齢で……。普通なら、これで「人生詰んだー。オワター」となるところですが、エンリコさんはここからがスタート! この屈辱はらさでおくべきか。どうなるか楽しみです。

    他の方へのコメント返信より……。
    >ヴェネツィアこそローマの正統な後継であると、ヴェネツィア市民の中には考えている者もいます。
    しかも“共和制”ですから、ある意味で本当にローマの継承者なんです、ヴェネツィアは。

    ほほう。そうですか。それは知りませんでした。( ̄ー ̄)ニヤリ

    作者からの返信

    60歳の船出からの30年ですから、とんでもない長寿であり、執念ですよ、エンリコの人生は。


    古代ローマは王政→共和制→帝政→軍人独裁→東西分裂の流れ。

    初代皇帝となったアウグストゥスも「私は皇帝ではなく、市民の第一人者」と言って、共和制の精神を尊重していました。

    その後も選挙制度は保持されていましたし、「市民が政治に参加する」という形式はローマでは廃れても、後に生まれたヴェネツィア共和国ではそれを継承しています。

  • 完結お疲れ様でした!
    ああ、とうとう終わってしまったなあ、という気持ちはありますが、歴史的な超大作を最後まで読めて、読み切った、という達成感がありました。

    その余韻で、エンリコのファンソングをsunoで作ってしまいました(/ω\)
    タイトルはそのまんま「Doge Enrico Dandolo」
    https://suno.com/song/4acd5001-a945-4a99-9003-db2999744269

    曲紹介に夢神 蒼茫様のお名前と作品のurlを書かせていただきましたがよろしかったでしょうか?もし不都合があれば訂正いたしますのでお知らせいただけますとうれしいです。

    曲のイメージは、エンリコが主人公の歴史スペクタクル映画のエンドロールに流れる感じです。

    作者からの返信

    最期まで読んでいただき、ありがとうございました!

    自分でもここまでの超大作になるとは思っていなかっただけに、書き切れて感無量と言ったところでしょうか。


    わざわざ作曲してくださったのは嬉しいですね。

    あとで拝聴しに行かせていただきます。


    重ね重ね、ありがとうございました!

  • プロローグへの応援コメント

    こんにちは。

    はじめまして。
    おもしろそうですね!
    今はブックマークがいっぱいで、ヨムが追いついていないので、ゆっくりペースで追いかけさせていただきます。一人の人間の30年を描ききるって、大作ですね!

    作者からの返信

    ようこそお越しくださいました。

    長い物語ですので、お時間のある時に読んでいただければ幸いです!

  • 長期連載の完結、おめでとうございます。
    日本のweb小説では珍しく貴重なテーマだと思って読み始めたのですが、最後まで描き切ってくださり、ありがとうございます。とても興味深く、面白く読めました。
    本当にお疲れさまでした。

    作者からの返信

    こちらこそ、マイナーなテーマなのに読んでいただいて、書き手冥利に尽きるというものです。

    ありがとうございました!

  • 第8話 駆け引きへの応援コメント

    今の日本にもこんな政治家がいたらなあ…とか思っちゃう

    作者からの返信

    政治家は色々と制約があるんで、好き放題にはできないんですよ。

    エンリコも、外交官であると同時に、大店の主人でもありますからね。

    金貨で相手を殴りつける事が出来ます。

  •  改めてお疲れさまでした。
     歴史超大作、堪能させていただきました。
     次回作も、期待しております。

    作者からの返信

    最期まで読んでいただき、ありがとうございました!

    今後ともよろしくお願いいたします!

  •  超大作完結、お疲れさまでした。
     これだけのボリュームの歴史作品を書き上げただけでも凄まじいと思いますが、そこで描かれたエンリコの半生(というか執念)もまた凄いエネルギーを感じさせられました。
     エンリコが復讐を果たすまでの三十年間、さまざまな歴史上の人物が関わってきましたが、やはり一番インパクトがあったのはリチャード一世。エンリコの計算を上回る出鱈目な強さで、史実を知っていてもハラハラさせられました(笑)。
     一年以上の長きにわたり、壮大な歴史絵巻を読ませていただいて、本当にありがとうございました!

    作者からの返信

    リチャードは本当にイレギュラー過ぎる存在。

    あと10年長生きしてれば、ヨーロッパの歴史も大きく変わっていた事でしょう。


    最期まで読んでいただき、ありがとうございました!

  • 完結お疲れ様でした。
    本編完結時にも申し上げましたが、知られていない歴史に光を当てた作品で、非常に読み応えがありました。
    素晴らしい小説をありがとうございました。

    作者からの返信

    こちらこそ、色々とコメントやらありがとうございました!

    今後ともよろしくお願いします!

  • 子や孫の代で継承で揉めて分割という構図は、歴史を見てると本当に何度も繰り返されていますね。それだけ難しい問題なんですね。

    作者からの返信

    日本でも愚かな行為として『田分け(たわけ)』って言葉があるくらいですからね。

    相続に関する問題は、古今東西問わず面倒なんですよ。

  • 第6話 親子再会への応援コメント

    さすがヴェニスの商人?!✨

    しかし、失明させるだなんて、ひどい捕虜環境だったのね……

    作者からの返信

    逮捕と処刑が同義な状態の悪環境です。

    病気と汚物、粗末な食事に精神的な圧迫。

    むしろ生きて再会できたことが奇跡のような状態です。

  • 第5話 以前とは違う港への応援コメント

    自由な国風いいなあ...
    ラニエーリも腹芸が達者な方。
    濡れ衣をどうやって回避するのか

    作者からの返信

    どんな相手でもにこやかな笑みを忘れない。

    商人としての習慣であり、生存術、交渉術でもあります。

  • 第3話 激発への応援コメント

    ラニエーリ有能ですね。使者として、どんな交渉をするのかな(っ ॑꒳ ॑c)

    作者からの返信

    交渉のできない人なんて、ヴェネツィア商人にはなれません(笑)

  • ヴェネチアはそんな風に発展した国なのですね。

    作者からの返信

    最初は蛮族の襲撃から逃れるため、船で砂洲に避難していたのですが、それが徐々に定住に繋がっていき、ついには海の上に都市を築くまでになっていったのです。

  • 第1話 投獄への応援コメント

    すごい、続きが気になる!

    作者からの返信

    長いお話ですが、良かったら読んでみてください。

  • 最終章 あとがきへの応援コメント

     本編完結おめでとうございます。

     第4次十字軍の前代未聞の“暴走”。その黒幕が齢90を超える盲目の老人だという事だけは聞いたことがあり、なんだその妖怪みたいな爺さんは。と思っていました。
     しかし、思ってはいたものの、自分では詳しく調べたことがなかったので、夢神さんが小説化してくれると知って大変期待して読ませていただきました。
     結果、期待を遥かに超える大傑作でした。

     30年に及ぶ流れが、一切間延びすることなく見事に書き切っていいただきました。
     主人公エンリコが、ある意味で非常に魅力的なのはもちろん、他の登場人物も綺羅星の如しで飽きる事がありませんでした。
     毎日楽しみに読ませていただきました。

     良い作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    誰もが知っている大事件なのに、誰がどうやって実行したのかはあまり知られていない。

    それが「第4回十字軍」であり、エンリコ=ダンドロという男。

    何も無軌道に暴れたわけではなく、長年の積み重ねが事件を引き起こしたのだと言う事を知ってもらおうと書いたのですが、想定以上に長くなってしまいまして、書いてた自分の方が驚いている次第です。


    あと、エピローグとして数話投稿して閉めようと思いますので、今しばらくお付き合いくだされば幸いです。

  • 最終章 あとがきへの応援コメント

    本編完結お疲れ様でした。
    第4回十字軍はその悪名で有名ですが、その裏の事情はそうそう知られていない歴史ではないでしょうか。
    恥ずかしながら、私もエンリコ・ダンドロについては、この作品で初めて知りました。こうした歴史に光を当てていただいたことに感謝します。
    そして歴史とは人が紡いでいくのだという思いを強くしました。
    残るエピソードも楽しみにしています。

    作者からの返信

    「コンスタンティノープルが破壊された」という歴史的な事実は存在しても、視点によって状況の理解が大きく異なって来ます。

    首謀者はヴェネツィアですが、ヴェネツィアの言い分だと、十字軍の借金未払いであったり、ビザンツ帝国のやらかしであったり、ちゃんと相応の理由があるのです。

    そうした多岐にわたる視点もまた、歴史を理解していく上で必要なのだと思います。

    エンリコは間違いなく悪党ではありますが、ヴェネツィアの統領として、国を栄えさせるためにあらゆる手段を講じたとも受け取れます。

    視点や立ち位置で、人は聖にも邪にもなってしまうものなのです。


    残るエピローグもお楽しみいただければ幸いです。

  • 最終章 あとがきへの応援コメント

    本編完結お疲れ様でした。本当にすごく長い旅路でしたね。それぞれの人間の正義は別の誰かの犠牲の上に成り立つのを体現するような物語で、最初に犠牲になったヴェネツィアとエンリコだが、上手に立ち回って他の人を犠牲にしてようやくここまで来られたとも言えます。この後のヴェネツィアがどんな風に化けたかを見ると更にエンリコのすごさがわかるでしょうから、エピローグも楽しみにさせていただきます。

    作者からの返信

    復讐と商売を天秤にかけ、その両方を達成させた偉人ですよ、エンリコ=ダンドロという男は。

    盲目の老人が96歳まで活躍し、全てを手にした上での大往生ですからね。

    エンリコの犠牲と活躍を経て、いよいよ皆さんの良く知る『ヴェネツィア共和国』が姿を現します。


    エンリコの死後を語るエピローグも引き続きお楽しみください!

  • 最終章 あとがきへの応援コメント

    まさに「巨星堕つ。しかし、新たな星が昇る」ような、壮大な物語の締めくくりにふさわしい見事な最期であり、生き様でした(;∀;)
    最期の最期まで、次の旅を想い、夢を見、その果てまでも行こうとしたダンドロの情熱に感動が止まりません。

    あと数話のエピローグがあるとはいえ、いずれ物語が閉じてしまうのがとても寂しいですが、しっかり読ませていただきますね。

    作者からの返信

    エンリコの代で海上優勢が確定し、これから手にした海で交易を行って伸びていく状態ですからね。

    エンリコは海上帝国の創業者として販路を確保し、その次の世代が実際に商売に乗り出して財力と影響力を拡大していく。

    しかも、堅実な後継者が育っている申し分ない状態。

    世襲ではなく、実力によって継承されてこその自由と共和制。

    皆さんが良く知る『ヴェネツィア共和国』はまさにここからです。


    エピローグも引き続きお付き合いください!

  • 第457話 父と子への応援コメント

    ポーロ家……後のマルコ・ポーロの一族ですかね。

    作者からの返信

    そういう設定にしてます。

    ポーロ家はマルコ=ポーロ以前の情報が少ないんで、紛れ込ませてみました。

    マルコ=ポーロの祖父ないし曽祖父が「第4回十字軍」に参加し、武功を立ててポーロ家の商館がコンスタンティノープルに建てられたのです。

  •  アニェスは幸せな人生を歩んだと信じたいですね。

    作者からの返信

    本当に激動の人生を送って来ましたからね。

    記録が残っていないのですから、平穏に過ごせたことでしょう。

  • 公正なる商談、実に面白かったです!

    作者からの返信

    商談は常にWIN-WINでなければ長続きしません。

    互いに利益となるからこそ、関係が結ばれていくのです。

  • レバノンスギとは、恐れ入りました!
    なるほど、エジプト相手だから、高級木材。しかも今の状況は手に入れにくい、か。
    船倉の中身はこれでしたか。

    作者からの返信

    エジプトは砂漠の国で、年がら年中、木材の不足に悩まされていました。

    なので、木材を山と積み上げれば、これ以上にないお宝です。

    そりゃアーディルも機嫌がよくなりますとも。

  • 第67話 運命の出会いへの応援コメント

    いきなり、サラディンの弟を出してくるとは!
    アイユーブ朝側もやりますね。

    作者からの返信

    実際、この頃は海軍の増強が課題になっていて、一番信頼できる弟アーディルにそれを任せていたんですよ。

    んで、サラディン自身は留守居を弟に任せて、ナイル上流やアラビア半島に出征して版図を広げている最中。

    ここらは武田信玄と信繁のような、兄弟での確固たる連携ができればこその芸当。

  • 第62話 進路は南へへの応援コメント

    エンリコさん、カッコいいですね
    指揮官がダメだと兵隊は逃げますもんね
    明確なビジョンを示して、敵地に乗り込めるのは、さすがヴェネツィア商人!

    作者からの返信

    商品があるなら、商人はどこへだって行きますよ。

    人と物を動かしてこその商人ですから。

  • 第440話 1度限りの命令権への応援コメント

     なるほど、ここで使って来ますか。これは、本当に良い手になりました。これもあってのボードゥアンでしたか。
     まったくあっぱれです。

    作者からの返信

    本当に使う事のなかった塩漬けの債権が、大化けした瞬間ですからね。

    念のために保持しておいて、それがついに実りの時を迎えたのです。

    もちろん、相手にこれを認めさせるまでが交渉ですので、ここからエンリコの交渉(脅迫)は続きますよ。

  • 第437話 土地の分配への応援コメント

     深謀遠慮と底なしの欲深さ、ですか。
     何をするつもりなのか。怖いような、楽しみなような。

    作者からの返信

    びっくりするくらいのとんでもない要求を出します。

    それこそ、世界経済を一変させるくらいの大きな案件を。

  • プロローグへの応援コメント

    自主企画への御参加ありがとうございます!! 続き楽しみです✨️

    作者からの返信

    お時間のある時にでもお越しくだされば幸いです。

  • 第436話 天秤を動かしてへの応援コメント

     これは痛快ですね。
     戦闘での勝利よりも面白い。
     エンリコにしてみれば、これこそが主戦場であり、渾身の勝利だったというべきでしょうか。

    作者からの返信

    交渉の席こそ商人にとっての戦場。

    頭脳と舌先こそ剣であり盾。

    商談を成立させ、自分の思い描いた未来を手にする。

    念入りな準備と諦めなかった執念こそ、エンリコの武装なのです。

  • 第67話 運命の出会いへの応援コメント

    長いヒゲの理由がそこにあったのか!
    全然知らなかったです、勉強になりました

    作者からの返信

    だから、イスラムでは髭が標準装備になっているんですよ。

    男色と間違われないために。

  • 第435話 勢力均衡策への応援コメント

     なるほど、ホーエンツォレルン家に覇権を握られては不都合か。確かに、エンリコのスタンスからしたらその通りですね。
     私は思い至りませんでしたが、よく考えれば、わかる事でしたね。エンリコの考えは今までに何度も披露されていたわけですし。
     まったく、お見事な物語の構成です。

    作者からの返信

    立地的にヴェネツィアはアドリア海の奥にあるので、外海に出るための通路の確保は国家安全上の最大案件です。

    イタリア、ギリシャが単一の勢力で押さえられた上に、シチリアまで確保されてしまえば、まさに制海権の喪失を意味します。

    ヴェネツィアにしてみれば、絶対に避けねばならない状態。

    昔のヴェネツィアがカール大帝の攻撃を退けれたのも、制海権だけは奪わせなかったからこその粘り勝ちでした。

    しかし、もしホーエンツォレルン家で東西帝国を統一されると、その制海権が失われ、軍事的にも、交易の面でも詰みの状態となる。

    なので、エンリコにとってみればホーエンツォレルン家との手切れは、むしろ既定路線であったという話。

  • なるほど、これだから「破門」の効果はイマイチだったんですね。

    作者からの返信

    破門宣告が効力を発揮するのには、それ相応の下地が必要なのです。

    たとえば、『カノッサの屈辱』の際には、ハインリヒ4世が破門を食らい、それによって諸侯による皇帝排斥のお墨付きを教皇が与えたという感じに。

    事を起こすのには理由がいるので、反皇帝派の諸侯にとっては謀反を起こす正当な理由になるのです。


    一方、ヴェネツィアは『共和国』なので、一人一人が自由意志を持つ市民であるため、いざという時の結束力が強い。

    また、統領が一人が破門されたのであれば、それを「罷免」という形で切り捨てるという手段すら取れる。

    また、ヴェネツィアの持つ物流網と経済力を無視できるほどの勢力はない。

    なので、ヴェネツィアからすれば「破門くらいなら我慢できる」範囲に収まってしまうのです。

  • 第433話 開票への応援コメント

     一波乱あるかな? と思って、固唾をのんで読んでいましたが、まさかの展開ですね。最初から、ボニファーチョに勝った気でいさせて他の者を選出させるつもりだったのと。

     この先に何を狙っているのか、先が楽しみで面白いです。
     

    作者からの返信

    選挙を経験した事のない御貴族様なんぞ、共和国で統領の地位まで上り詰めたエンリコの敵ではありません。

    票固め、読み合いにおいて、この世界では間違いなく、エンリコ=ダンドロが『選挙戦』という戦場においては最強なのです。

    選挙戦が始まった段階で、エンリコの勝ちは確定。

    あとは「誰をどう勝たせるか」という話。

    そして、エンリコは最終的にボードゥアンを選んだ。

    もちろん、その理由はここから怒涛の展開をお見せしますよ。

  • 第62話 進路は南へへの応援コメント

    エンリコ、肝が据わって...据わりすぎて、むしろ怖い!
    異教徒の地にそのまま乗り込むんですね。

    作者からの返信

    そこに商いたい商品がある限り、商人はどこにだって行きますよ。

  • おお、小切手ですね。
    さすがヴェネツィア、あの時代から小切手!

    作者からの返信

    手形はテンプル騎士団が始めましたが、イタリア商人はその有用性に気付き、いち早く導入して、現在の銀行の雛形が出来上がっていきます。

    もう少し後の時代になると、『複式簿記』や『支店ごとの独立決算』もヴェネツィアが始めていきますね。