第6話
中学生になって、苦手な人ができた。
いつも人を見下すような目をしていて、みんなの前で悪口を言う。私もその人から嫌われていた。名前は、gくん、とでもしようか。
彼はいつも私を馬鹿にしてきた。蹴ってきたり、みんなの前でわたしの嫌なあだ名のをつけて大きなこえで笑ったり。私は、それが不愉快でしかたなかった。
B子との帰り道、私はgの愚痴を溢した。
「 私さ、gのこと嫌いなんだよね。 」
『 え、なんで? 』
「 すぐ悪口いうし、蹴るし。 」
『 話してみたら、意外と面白いよ 』
「 B子は、すきなの? 」
『 うん、意外と。 』
「 そっか。 」
私は、彼のことがすきなB子が嫌いだ。
gは、 E子が好きだった。可愛らしく笑う彼女は、女で、彼女が大嫌いな私でも可愛いなと思ってしまう。
E子は男子とも仲が良かったから、そりゃあ好かれるだろうなって思った。
私とは、次元が違う人間なんだ。
私の友人のお話。 ⚠︎ フィクション ⚠︎ あびゃこ @abyako
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