第3話 自分探し

汚いアトリエで汚い絵を描きたい。

生活感のあるごった煮のような何かをふんわりと描きたい。油絵アクリル墨汁使って長い時間をかけて自分の絵柄を完成させたい。


話は変わるが音楽が好きだ。最近知ったことだが、僕は飽きても飽きても音楽には完全には飽きないらしい。全ての事に途中で飽きてしまう、僕は。映画アニメマンガ。これらは中途半端に食べかけの状態で止めてしまうと、後で戻ってくるときに気力がいるのだ。アニメや映画なんか特にそうだ。面白い要素が確定してるのならばいいが(OP,ED)そうじゃなければその後戻っても面白いか分からず、映画なんかは途中でやめたら次の日や数時間後に見続けようなどと思えないのである。漫画は1話あたり5分程度で読めるのでだいたい何とかなる。だから週刊連載でも何となく見れる。アニメは、30分で倍速でも15分はかかる。これ以上はセリフが音になるので無理だ。15分は時にキツイ。映画は以ての外だ。インターステラーなどは3時間以上ある。かなりきつい。実際、途中でやめた。皆こうやって集中力を欠いたからタイパなどという言葉が流行るのだろう。まぁとにかく歌は最高てことだ。面倒くさい。この文を紡ぐのも。明日以降仕事のことなどを呟くかもしれない。考えたくない。今の最高で最低でもない時間のままでいいのだ。適当に遊びたいのだ。その後に朽ちたいのだ。汚く風に流れる窒素のような存在のままずっとまぶたを閉じていたいのだ。水曜日のダウンタウンのようには人の記憶には残らないかもしれないが、それで良いのだ。責任は負いたくないのだ。だから仕事は怖いし申し訳ないのだ。集中力が足りないから長続きする未来が見えないのだ。

話は戻るが、そうやって歌を飽きずに、逃げるように聞いてると色々わかったことがある。好きな歌手というやつだ。米津さんは僕の中では殿堂入りだ。語ることなどない。全てよい。それに尽きる。最近のスポティファイなどで売れている歌手たちは聞く分にはいいが声が高く声域が広く、とても歌えたもんじゃない。最高なのに。ほんのちょっと前のアニソンなどがいい。有名な方々が歌い演奏してくださっている。スミカとかリョクシャカとか。その中から歌えそうなやつとまず無理なやつ、頑張って練習すればというやつに分ける。再生リストにはそれらが何100曲も入っている。それを聴いて精神を落ち着かせるのがいい。虹色侍の歌などは笑えて核心を突いてていい。歌えはしないが。妖怪ウォッチなどの歌が最もいい。歌えて、懐かしくて、心にくる。キング・クリームソーダには感謝しかない。サザンオールスターズも母が好きで、よく聞いたものだ。歌詞を覚えたら歌えるようになるかもしれない。秦基博や崎山蒼志もいいのかもしれない。何度も聞いてカラオケとして完成されたいものだ。十八番にしたいものだ。ブルーハーツやくるり、東京事変など完成されたバンド達も履修しなければなぁと思っている。洋楽もな。大変だ。でも一気にいかなくていいし、飽きたり肌に合わなきゃ飛ばせばいいと思えば気が楽だ。楽しみである意外と。

では、また。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

なんかこうムカつくやつ りんごの芯は食えない? @iJpeo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ