概要
なければいいのに、バレンタインなんか
お気に入りの服を着て出かけたある日、高橋かなえは上級生たちから「ゴリラ女」とからかわれてしまった。
それ以降、自信を失ってしまったかなえは、オシャレや恋愛を楽しむ幼馴染、小田由美子、遠山凛花、吉永杏との間に溝を感じるように。
事情を知らない三人は再び元気でオシャレなかなえに戻ってもらおうと画策するのだが……。
誰かを軽い気持ちでイジること。
そういうノリだから、冗談だろ、と誤魔化すこと。
それを受け止め、相手を甘やかすことでやり過ごそうとする苦しみ。
自分がされてイヤだったはずのことを、知らぬうちに弱い相手に再現している不思議……。
あの日、傷つけられたのは自分に問題があったからだと思い込んでいたかなえが仲間と共にそれらに気づき、自分自身に味方することができるようになるま
それ以降、自信を失ってしまったかなえは、オシャレや恋愛を楽しむ幼馴染、小田由美子、遠山凛花、吉永杏との間に溝を感じるように。
事情を知らない三人は再び元気でオシャレなかなえに戻ってもらおうと画策するのだが……。
誰かを軽い気持ちでイジること。
そういうノリだから、冗談だろ、と誤魔化すこと。
それを受け止め、相手を甘やかすことでやり過ごそうとする苦しみ。
自分がされてイヤだったはずのことを、知らぬうちに弱い相手に再現している不思議……。
あの日、傷つけられたのは自分に問題があったからだと思い込んでいたかなえが仲間と共にそれらに気づき、自分自身に味方することができるようになるま
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!友達に傷つけられた少女を救ったのは友達の思い
小学校の親友たちと再会したら、別人のようにおしゃれでかわいくなっていた……! 中学生女子の高橋かなえは衝撃を受けると同時、コンプレックスに囚われた自分だけが取り残されているように感じてしまう。ずっとみんなでチョコを作ってきたバレンタイン、それが近づいてくるのが憂鬱で、ついつい苛立つ彼女だったが……
コンプレックスは誰もが抱えているもので、なにをきっかけに表出するかわかりません。かなえさんもそれに苛まれる女子なのですが、著者さんの筆が為すコンプレックスの源すなわちトラウマの抉りかた! これがすばらしいのですよ。
他人からの心ない言葉の重さも受けた傷の痛みもとにかくリアルで、ひと言で表…続きを読む - ★★★ Excellent!!!かなえちゃん、本当にステキだよ!
バレンタインデー直前に、偶然再会した四人の女子。
以前のようにチョコを作ろうという話になったけど、かなえちゃんはそれを断ります。
そこには辛い過去があったのでした……。
多感な女子中学生の、とてもデリケートな心の動きと、友達を思い遣る優しさに、胸をうたれました。
自分もそんなふうに考えていたことがあったなと思えるような、多くの人が一度は悩み、立ち止まって考える問題を、主人公のかなえちゃんも持っています。
それをごまかすことなく、正面から立ち向かえられたのは、ステキな仲間のおかげでした。
少女たちの心の動きが丁寧に書かれていて、感情移入しながら読みました。
子供から少しずつ成長してい…続きを読む