改めて、凄いお話だと感じています。
登場人物たちの関係性、内面の巧みな表現が本当に素晴らしくて、「物語を読む楽しみ」に浸ることが出来ました。
改めてお礼を述べさせてください。
このお話を読ませてくださって、ありがとうございます。
作者からの返信
遠部右喬さま
こんにちは。あらすじにまでコメントをいただき、ありがとうございます。
自分の中で煮詰まり切っていないものをぐつぐつやりながら書いた作品でして、ゆるいところや固いところがあったかもしれません。それでも、個性的な登場人物たちにご共感いただけるなら、楽しんでいただけるかなーと思っております。遠部右喬さまには、えーそこ食いつきますか? というところをいくつも拾い上げていただき、いつもコメントが楽しかったです。
こちらこそ、丁寧に世界を追いかけてくださり、ありがとうございました! 星でのご評価も、感謝いたします m(_ _)m
たった今拝読し終えました。
素敵な香りを纏いつつ幾重にも絡み合う恋愛劇と、ケミカルな理系研究室が見事に調和していて、素敵でした。どれも世界も私からは縁遠い世界ですが、茶房から漂う紅茶の芳香を感じ、操作法すら知らない器具で気体を分離・同定し、触れたことも無いガラス細工を体験したような、心地良い没入感に浸らせて頂きました。
チェコ
昔、チェコ語を専攻する学生さんと知り合いになったとき、
「バドワイザーはチェコ原産。」
と聞かされたのを思い出しました。作中から察するにチェコはアルコール飲料の宝庫なのですね。
ポリアモリー
悋気の強い私には難しい選択肢、だからトキワさんに殊更感情移入してしまいました。フェードアウトせず、最後に出てきてくれて嬉しかったです。
ラスト
ポリアモリーという関係性の雰囲気をそのままに、秩序ではなく混沌に飲まれていくラストが素晴らしかったです。その混沌のなかすべての人物が溶け込むように嵌め込まれ、そこから新しい何かが生まれる予感がして、ツァラトゥストラなら「星を生むために混沌を抱えよ」と語るかも知れない、そんな妄想に耽っておりました。
纏まらない感想&長文失礼しました。名作に巡り合えて幸せです。大好きなお話がまた一つ増えました。素敵なお話を読ませて頂き有難う御座いました。
作者からの返信
Bamse_TKEさま
こんにちは。なんと、『茶房カフカ』を一気読みくださり、恐縮です。ありがとうございます m(_ _)m 自分の中では、代表作と位置付けている作品です。本作を読んでいただけることは何より嬉しいです。
本作に先立つイソヒヨドリシリーズで、化学実験系の説明を注釈として添えていたのですが、本作では雰囲気だけ感じていただければと、あえて説明をすっ飛ばしました。読み手さまによってはわかりにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれないと心配しておりましたが、心地よい没入感にひたれたとのお言葉をいただき、ほっと胸をなでおろしております。
チェコ語専攻の学生さんと知り合うようなご環境にいらっしゃるのですね。バドワイザーは、おっしゃるとおり、もともとは、チェコのブデヨヴィツェ(カタカナ表記難しい……)で生まれたビールでした。チェコは国民一人当たりのビール消費量が30年以上にわたってだんとつで世界一位。アルコール消費量の多い国です。ワインや蒸留酒もおいしいものがたくさんあります。ただ、依存症等の問題も多く、若者はアルコール離れしつつあるとも聞きます。
ポリアモリーの実践者であれ、嫉妬の感情とは無縁ではありません。どうしても感じる嫉妬とどう向き合うか、しばしば話題になるようです。かたや、まるで嫉妬とは無縁の人もいらっしゃるようで、本作のコンパルさんはそっち側のひとですね。
ラストについても、思いを巡らせていただき、とても嬉しいです。このラストはやや感覚的過ぎるかしらと思いつつ、でも、どうしてもこのイメージから離れることができませんでした。「星を生むために混沌を抱えよ」とは、なんと深遠なる言葉でしょう。
ポリアモリーという概念を始め、チェコ、化学研究室とマイナーなネタで固めた世界です。でも、どれをとっても、まったくの未知というかたは少ないと思います。読み手さまの中にある、それぞれのテーマに関わる小さな知識を手掛かりに本作を旅していただけたら、と考えておりました。このような素敵なご感想をいただき、感無量です。お読みいただき、ありがとうございました。
これ程の物語✨は、初めて拝読しました!!
しかも常に際立っているセンス。和の色彩を
名前に使っていたり、森深いチェコの文化を
ふんだんに散りばめたり。
一言でいえば『素敵』そして決して
一言では言えない程の…向こうで場所変えて
書きます…。
あと、あらすじに更なる背景が!
(まだ言い足りない…)
作者からの返信
小野塚さま
こんにちは。この何とも悩ましいお話に最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございます。
色の和名って、素敵なものが多いですよね。漢字に目を留めつつお読みくださったのは、さすが漢字の魔術師・小野塚さまです。色、におい、音には、良くも悪くも大いに心動かされるので、本作にはそれらをこれでもかというほど盛り込んでみました。
丹念に作品を読み解き、味わってくださり、とても嬉しく思います。
そして、また、拙作にはもったいないほどの素敵なレビューコメントを! しかも1000本目ですか!? 1000レビューに驚くと同時に、小野塚さまの記念すべき数字をいただけたこと、すごく光栄に思いました! ありがとうございました m(_ _)m
改めて読ませていただき、「さすが」の一言です!
キャラクターの個性、それぞれの関係性、その中で生まれる悩みや軋轢…佐藤さんの作品は、まさに「作中世界で登場人物たちが生きている」という感じがヒシヒシと伝わってきます!
ビターなエンディングも癖になる…夢中で読んでしまいますね…😁
作者からの返信
ジロギンさま
こんにちは。最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございます。しかも、二巡目!
ジロギンさまのコメントは私の思考の一歩先を行っていたり、異なる方向から深堀してくださったりと新鮮で、たくさんの発見をいただきました。本当に感謝しております。『「作中世界で登場人物たちが生きている」という感じがヒシヒシと伝わってきます!』これは、最高の賛辞です。嬉しいです。
コメントをありがとうございました。また、素敵なレビューコメント(しかも二回目!)もいただき、こちらも感謝いたします。ありがとうございました。
完結お疲れ様でした。
スゴい読み物読ませてもらったなぁと、その後の虚無感に少し苛まれています。
しかし、ポリアモリーという心で繋がった際どい関係性をここまで展開できることに驚いています。
ベースは愛というより恋寄りなのでしょうけれど、ひとたび関係が拗れたらたちまち多方面に影響を及ぼしあうリスクを孕んでいる。そんの危うさも感じ取ることができ、相当な胆力と筆力とを要求された小説だったのではないかと感じてしまいます。
また一皮剥けた佐藤さまの小説を読めたこと、心より感謝いたします。
素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
刹那さま
こんにちは。最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございます。
三人とひとりの関係は、ヤマシロさんを除き、恋という感情がベースになっていそうです。もう20年以上ヤマシロさんと過ごしているヨシアキでさえ、ヤマシロさんを無条件に受け入れる愛を示しながらも、心を躍らせる恋の感情を持ち続けています。週に一度しか会えないストイックな関係性が結果的に恋を永らえさせているのでしょうね。
かたや、ヤマシロさんの感情は何と形容したらよいのか……。手への執着から始まる恋? 愛?
一筋縄ではいかないテーマの作品を深く読み解いてくださり、ありがとうございました。楽しんでいただけたなら、書き手としてこの上ない喜びです。
さらに、刹那さまの本領が大いに発揮されたレビューも頂戴し、感無量です。このように思いのままに自由に美しく言葉を綴っていけるその技量はうらやましい限りです。私ももっと精進せねば! ありがとうございました!
完結、おつかれさまでした!
ポリアモリストという特性にあまり捕らわれずに、それぞれユニークな人物たちがなにを考えどう行動するのか、人間観察する気分で追うのが楽しく刺激的でした。
なかでもコンパルさんはなんだかポリアモリーな関係を覗き見する初心者のようで、最後の私はどこにはめ込めばいいんだろう、という独白がすっと入ってきました。
ヤマシロさんに惹かれつつもほかのふたりと距離を縮めずにいられない、無自覚な秩序破壊者のようだと思ったり。
とすると、この先トキワさんのもたらす波乱は、コンパルさんへの復讐かもしれず、一方コンパルさんは翻弄されるようでいて、深層ではそれをむしろ歓迎するのかも、、、勝手な想像ですけどね。
そんないろんな想像が広がる、楽しい時間でした!
作者からの返信
久里 琳さま
こんにちは。最後まで拙作にお付き合いくださり、ありがとうございます。
コンパルさんについてここでご考察くださっている内容は、どれも、くみ取ってくださっているなあ、と嬉しくなるものばかりでした。
ポリアモリーをすんなり受け入れたスオウさんでは読者は置いてけぼりになりかねませんし、反発しかしないトキワでは話に入っていけません。ポリアモリー初心者で、何もわからない状態から徐々に自分の日常として受け入れていくコンパルさんを語り手のメインに据えたことで、話に足を踏み込むとっかかりができているのなら、これはありがたいことです。いや、彼女はポリアモリー初心者ではあるけれど、においフェチのところでかなり異端ではありますが (^^;)
丁寧にお読みいただき、ありがとうございました!
こんにちは
読んでいた時は登場人物が全て標準語で話していたので、勝手に舞台は関東地方だろうと思っていましたが、をあらすじを読み返していてQ大学とはどこだろうと疑問が湧きました。
K大学では無くてQ大学となると九州大学か九工大くらいしか思いつきません。しかしそうなるとA大学はどこになるのか?あで始まる大学は九州では思いつきません。というか全国でも秋田とか愛知とかが頭につかないと、結構珍しいような気がします。どうでもいい話でスイマセン^^;。
作者からの返信
十三岡繫さま
こんにちは。いつも拙作へお越しくださり、ありがとうござします。最後までコメント書いてくださり、嬉しいです!
実は、子供のころのヨシアキには、当初、方言でしゃべらせていたのです。でもそうすると技官のスオウさんにも方言を語らせざるを得なくなるので、諦めました(笑)。あと、地元民に「九州の東側の方言」をしゃべらせると、「近くに外語大がある」設定が破綻します。結果的に方言導入は不可能となりました (^^;)
Q大学とA大学にモデルはありません。初め、AとBにしていたのですが、どっちがどっちだっけ、と自分でも混乱していたので、わかりやすいようにアルファベット最初のA、なんか後ろのほうのQとしてみました。ちなみに、外語大とQ、A大の三大学が比較的近接していることが本作中に示されていると思います。となると、地域は首都圏に限られるでしょうね。
コメントをどうもありがとうございました! しかもまた端正なレビューを書いていただき、感謝いたします。明日にでも近況ノートにてご紹介させていただきます。
完結おめでとうございます。
ふお〜、ここで完結ですか。
まだまだ話は続きそうな予感です!
目が離せない、ヤマシロさんとその恋人たち。
面白かったです!
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。いつも拙作へお越しくださり、ありがとうございます。
本作、これでおしまいになりますが、ヤマシロさんとその恋人たちの関係はこの後も続きます。外に向かって開いた関係である以上、これまでより大きな波乱が起きるかもしれません。
ポリアモリーというとあたかも恋愛感情だけで塗り固められた非常に情欲的な関係のように思えますが、実は、それぞれが相手に対して一歩引いた、モノアモリー関係よりも理性的な関係の重ね合わせかもしれないな、と感じています。
最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました m(_ _)m
このあらすじは小説全体の骨格を説明しています。コンパルの嗅覚、ポリアモリーという関係性、ヤマシロ・ヨシアキ・トキワの三角関係、手への執着といった設定が丁寧に書かれており、私が見逃していたところがありました。
特にそうだったのかと思ったところが、トキワがヤマシロへの執着からコンサートでコンパルの周囲に目を揺らしたという記述です。最終章でトキワがコンパルを見つめる場面の意味が、このあらすじによってより深く理解できました。トキワはコンパルではなく、その背後にあるヤマシロとの関係を見ていたわけですね。
このあらすじは「関係性の地図」で、コンパルの心の動きに焦点を当てていた私には、とても参考になりました。ありがとうございます。
作者からの返信
九月ソナタさま
こんにちは。こちらにまでコメントを下さり、どうもありがとうございます。
> トキワはコンパルではなく、その背後にあるヤマシロとの関係を見ていたわけですね
そうですね、トキワはコンパルさんではなくヤマシロさんを探していました。コンパルさんが悟ったように、トキワは決してヤマシロさんを諦めてはいませんから。
でも、コンパルさんはそのトキワの視線に、異なる意味合いでもどぎまぎさせられました。九月ソナタさまの読み取ってくださった、コンパルさんの複雑な感情は間違っていません。
このあらすじは公募用に書いたものでして、よくよく考えると、ここに掲載する必要はないものでした。でも、それを関係性の地図として解読の参考にしてくださったのは、望外の喜びです。