転生水竜の異世界リゾート島くらし~自分だけのリゾート島を開拓しながら逃亡貴族の魔術師や、無邪気な島エルフ達に寿司、水着、マリンスポーツを布教したり道具をクラフトしてのんびりスローライフする話〜
第38話 スキル KAMISAMAZON その2
第38話 スキル KAMISAMAZON その2
【認証、ようこそ、KAMISAMAZONへ、初めてのユーザーですね。まずは使用方法を説明致します】
「うお。ギリギリだ……」
【KAMISAMAZONでの取引に必要なものはGOLDと呼ばれる貨幣です、こちらは地上の貨幣と交換できる事が可能です、加えて、今回、貴方のスポンサーであるクレイオ様のご厚意で、貴方が作成したその家具もGOLDの変換対象となりました】
クレイオ。
おそらく彼女が我が神が言っていたブッシュクラフトに興味がある娘さん、とやらだろう。
「……へ? そ、そ、空から降ってきた高密度魔力体と、会話してる……? せ、精霊じゃない、い、一体何と? え? なんで!? なんで平然としてるの!? 私がおかしいの!? 常識が、私の常識が崩れていくうううううう、あ、あ、ああ、びっくりしたら更におなか空いてきた……」
いかん、クリム君の顔色が悪くなってきたぞ。
早めに取引を終えてやらねば。
「では、早速、この机と椅子のGOLDへの変換を頼む」
【承知致しました、査定を開始致します。……手触り、制作難易度、素材、出来の良さなど多角的に評価させて頂きます。……査定が完了致しました。こちらの机と椅子は合計1万GOLDで取引致します】
「ああ。頼む」
【ありがとうございます、こちらの机と椅子に商品名はございますか?】
「商品名?」
【はい、クレイオ様はそういう、命名だとかにこだわるタイプのお方です。歴史や人の思いも商品の価値の1つとして見出すこだわりのお方ですので、お願いします】
「なるほど、アウトドアのガレージブランドを好むタイプの人間みたいだな。分かった、では”サキシマクラフト”で頼む」
【……良いですね、クレイオ様が感激しています、ですが、それは貴方というクラフトマンのブランド名ではとも突っ込みが入っていますが】
「……では、この机は、サキシマクラフトの”ウッドスタイルA”この椅子は、”ウッドスタイルB”だ」
【大変結構!! クレイオ様も大喜びです、スポンサーであるクレイオ様のご厚意により、取引GOLDが追加されました、20000GOLDでの買取となります】
「倍? いや、ありがたいな。クレイオ様に感謝を伝えておいてくれ」
MUSEと名乗る存在に言う通りだ。
私の眼前に広がるネットショッピング画面の残高に20000GOLDという表記が追加されている。
【あとは必要な物品を選んで楽しいお買い物ライフを】
「ああ、助かるよ、だいたい使い方はあのサイトと同じか……本当にギリギリだな」
画面を見る。
ある事に気付く。
「……商品が、食材しかない?」
【申し訳ありません、実装直後のサービスにつき、現在は食材のみのご提供となっております】
「スキル界隈にもいろいろあるんだな」
素直に頷き、食材と書かれたタブに視線を向けるとそれが反応した。
「お、たくさんあるな……」
ずらりと目の前に並ぶ食材の項目。
ふむ、詳しい吟味は後にして……。
食パン一斤が2000GOLDか……。
ふむ、異世界人の口に合うかどうかは別として、彼女は遭難直後。
あまり重いものを食べさせる訳には行かないだろう。
食パン、麦粥、この辺を試してみよう。
あ……いいもの、発見、これは、私の食事にして……。
よし、決まりだ。
私は、KAMISAMAZONでの初の注文を終えた。
【合計10000GOLDを使用します、またのお買い物をお待ちいたします】
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