第7話ウォッシャブルステイト
キャンディー、しゃぶる、棒破堤の破綻に、決壊していく精神アンドロイド。
安定剤たらふく飲んで、しゃぶる、キャンディー、ぬたぬたのてらりが、テラテラの服の袖、何度も袖で拭って、唇が渇く前に、キャンディー、ぱくり。
口の中に広がった甘いサテンの香り。
喫茶店のテラスで、一気に飲んだソーダ、ソーダのコーダ、こうかといって、強引に引き寄せる、タロットカード、ディスクライム
ウォッシャブルステイト
洗う、体のキャンディー香り、甘い匂いの彼女から、してくるしてくる、してクール
クールにしてと言われたら、メンソールのウォッシュソープ
ウィッシュを求めて、スラッシュにアンダーグラウンド
シャレたしゃぶり、おしゃべりはほどほどに、口をふさいで、歯をなめる。
無言の効果は、絶大で、沈黙している女の横顔、夕月に映える、肉体花火の一発あげて、絶頂する声、ぼんぼんぼん。
破裂の亀裂に、ねじこんだスクリューショット。バックショット。
背後から抱きしめて、アンアンアン。
杏子を食べたら、アンダーフルート
バックで鳴る音に耳を澄ませて、フロントで、鍵を返したら、帰宅の前に、あんあんあん。
この行きずりに雪の日は似合わない。
擦る紙にするめを食べた少女の息は、いつだってアルコールの香りがした。
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