地の文

小説には、地の文というものがあるらしい。


台詞以外の言葉で、素敵だなと思う表現は、どうやら地の文によるものなのだと理解した。


ただ、あの文は正直、書ける気がしない。


自分の感情が薄いことは自覚している。


友人に「お前の感情は死んでいる」と言われる僕には、深みのある表現は難しいだろう。


知識としては書けるかもしれないが、実感が伴わない。


体験から知識を得るような、素敵な人生を歩みたい。


そのうちに、言葉が自然に深みを帯び、自分らしい地の文が生まれるかもしれない。


慌てず、焦らず、今はただ、心に触れる出来事を丁寧に受け止めていきたい。

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