災厄は、唐突にやってくる。自身が起こすものであろうと、それは同じ。後悔と罪悪感に満ちて、逃れようと足掻く暗い道筋。おびえる卑小なその心に、夜闇が吹き込む恐怖は、ただの虚像に過ぎないのか、それとも……。人間の心の暗がりをありありと描いた掌編。
猜疑心が一度芽生えると、どこまでも妄想が膨らむ――暗い山道を進む彼らは、いったいどこへ向かっているのでしょうね……
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