やられました。この詩は、理想と現実、欲望ととろける情緒が渾然一体となった──まさに“最高のアイス”。エロスとユーモアと詩的感性の絶妙なバランス。汗ばむ夏の日、読んだ瞬間、舌がヒニヨルさんの言葉を欲してしまう。“私の味蕾をねじ込む”なんてフレーズ、反則でしょ。ヒニヨル様は、氷菓子の魔術師。このアイス、クセになります。食べればわかる。読めば沁みる。あまり形状は気にしない──それもまた、美味しさのひとつ。
私が、大ファンのヒニヨル先生の詩ですが、あいも変わらずの意味深な誌ですね。私では、こういう意味深な誌は、とても書けないのです。基本的に、私の場合、「する」「しない」、又は、「入れる」「入れない」で終わってしまいますので。このように、男性の妄想を刺激する事ができるのは、天性の才能なのでしょうか?まるで、間接照明に照らされているような、不思議なアノ情景を、読んで味わってみて下さい!
興奮してレビュー画面に参りました。ヒニヨルさんの詩、どれも好きですが、これは特別に好き!!けだるい情景が脳裏に浮かびました。情愛と甘さと、でもキーンとくる鋭さとがありました。色褪せた映画のような一幕でありながらも、でも濃密な雰囲気が、そこにはありました。
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