プロローグ 魔法使いとなって、これからも

 あのあと、無事にダクナーは崩れ去りました。

 中から助け出した人は、にっこり笑ってから、私に告げたのです。

 「よくぞ、試練を乗り越えました。コーナ様に代わり、日本の魔女の一人である、牡丹の魔女が、あなたを新たな魔法使いとして認めます。おめでおめでう」

 と。

 どうやら私は、日本で歴代最速で、魔法使いへの切符を手にすることができたようです。

 というのも、近年はマイナスのエネルギーが普段から増えやすかったこと。私が、多くの幸せの意味に、すぐに気づけたことが大きかったようです。

 コーナ様は驚きながらも、いっぱいほめてくれて。でも、まだまだダクナーは倒さないとダメみたいです。

 レインが消えてしまったのは、やっぱりさみしいです。でも、暑い夏を乗り越えるためにウィンダリアを使うたびに、彼の声が聞こえてくるのです。もっと大切に使いなさいって。

 変わってしまったけれど、すっかり日常となった、ダクナーと戦ったり、魔法の勉強をする毎日は、これからも、続いていくのです。

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魔法少女 ラゥナ 海海刻鈴音 @mesolem

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