manga is food

@Perfect_Scissors

漫画は食べ物

「うーん、甘くておいしい」

 今日もラブコメが良い感じに甘くなっている。


「やっぱりラブとコメディの割合は7:3よねぇ~」



 今日もラブコメ作りに邁進中の私は真桜 夢(まざくら ゆめ)!

 親には最初、夢と書いてナイトメアと付けられそうになり、よくよくナイトメアの意味を調べると悪夢じゃねぇーかってことで急遽、ゆめって名付けられたどこにでもいる高校1年生なんだ!


「後はこのラブコメにハーレム要素をひとつまみっと」


「やっぱりラブコメは主人公とサブキャラのダブルハーレム展開に限るなぁ。」

 自分で作ったラブコメを口の中にいれる。


「こら!夢!またラブコメばっか食べて!たまには歴史本や科学本も食べなさい!」


「えーやだよ、歴史本って歴史の内容知ってたら、先の展開大体わかっちゃうもん!」


「最近は◯◯グダムや◯げ若のお陰で美味しく食べれるでしょ!」


「えーでもあれちゃんと人が死ぬグロ漫画じゃーん。私グロ漫画きらーい」


「歴史ものこそ至高よ。よく言うじゃない史実は小説より奇なりって」


「母さんはBLでも百合でもグロでも何でも食べられる歴女だからそんな事言えるんだよぉ」


「とりあえずリビングに来なさい。お父さんがまってますから」


「はーい」


「やはりバッ◯◯◯や◯◯の巨人こそ、全ての創作物において至高の一品・・・」

「伏線万歳!群像劇万歳!」


「父さん、また朝から変なテンションで変な漫画食べてる。」


「何!夢!この群像劇や伏線漫画を変な漫画だと。内容重視の漫画を敵に回すとは・・・わが娘ながら恐ろしい・・・一度食べてみなさいハマるから」


「私作画が好みじゃないと見る気しないーい」


「全く、作画なんぞラーメンに入る野菜並の存在感としかないというのに嘆かわしい。」


「父さんも結構色んな人を敵に回してそうだよね」


「って最近まで中二病ごりごりのファンタジーが至高って言ってなかったっけ?fa●●とか」


「あれは別腹」


「都合いいなぁ」


「男にはなぁ!心に中二を宿してるんだよぉ!本当は皆黒●波を打てるなら打ちたいんだよぉ!」


「ってもうこんな時間!はやく学校にいかなきゃ」


「歴史の勉強もするのよー特に平安時代」


「わかったわかった平安ショタハーレム作っとくから」


「平安ショタ・・・陰陽師ものにして平安ショタが妖怪退治に向かう展開だと結構いい線いくわね・・・」


「じゃあいってきまーす」


「お父さんの話は無視ですかそうですか」


 まぁこんな感じで大体わかったと思うけどこの世界の漫画といった創作物は全てに食べ物になってしまったのだ。


 いや、食べ物が創作物になったというのが正しいかな。


 例えばアクション漫画は肉料理になるしギャグはお菓子、ラブコメはスイーツのように変換されるんだ。

 味はどんな展開にするかで変わるし、途中

 でエタったら(未完で完成させたら)中途半端な味にもなる。


 最初は皆困惑したらしいけど物語を空想するだけで食べ物が出てくるんだから、私的にはありかな。


 君はどう思う?

 君って誰って顔をしてるね?

 君っていうのはね・・・

 これを読んでいる「あなた」の事だよ?

 --------


「うーん、メタ系創作物はやっぱりありきたりになるなぁ、やっぱ一発ネタ寄りかなこのジャンルは」


「このジャンルを開拓するとしたら、現実世界とフィクションがリンクした設定で最終的にフィクション世界がノンフィクションの世界に変貌する展開ぐらいかなぁ」


「あーなんか、めんどくさ!ヒロインが主人公の全てを全肯定してくれるハーレム漫画かこっと」


「おーす夢。またハーレム創ってんのか?好きだねーあんたも」


「ハーレムは男性、女性関わらず人類の夢だよ!操子ちゃん!」


「色んなイケメンに囲まれながら青春を謳歌できるなら私なんだってする!」


「おお、いつもながらハーレムに対しては熱意が凄いな」


「あ!そうだ。こないだの操子ちゃんが教えてくれた面白いスポーツのお礼にハーレムスポーツ漫画描くね!」

「まぁ、その積極性はありがたいが、スポーツとハーレムは相性が良さそうで悪いからな」


「えーなんでスポーツと恋愛なんて定番中の定番じゃないの?」


「まぁよくあるジャンルだがそれはどちらかに塗りつぶされてるだけなんだ。●●のバスケや●ジャーといった作品が良い例だな、お話の中では良い感じのコメディ要素があるがその時の話にスポーツ要素が混ざってるわけじゃないだろ?つまりスポーツ漫画になるかスポーツを使ったラブコメになるかのどっちかってわけだ。てー●ゅうはテニス部じゃなくても良いしな」


「うーんとりあえずハーレムテニスでいい?」


「大学のヤリサーみてーな漫画になりそうだなそれ」


「あらあら?今日はお二人で登校かしら」


「おはようございます!物見先輩!」

「はい、おはようございます。」


「・・・おはようございます。」


「真桜さん、昨日は私も少し言い方がきつすぎました。ですが真桜さん。ラブコメ漫画で売れるものに仕上げるのは中々に大変なんですよ。」


「それはわかってます!でもハーレムをやめて単体ヒロインを作れなんていくら何でも酷すぎます!」


「今の御時世、ご都合主義にまみれた陳腐化したハーレムなんてものは売れないんです。ハーレムで売れようと思うなら同性が惚れてしまうほどの魅力が主人公にあるか、もしくは〇〇〇の花嫁のように、全てのヒロインの魅力が無くてはいけません。」


「あなたの作品にはどちらにも無い。」


「だからこそ、まず手始めにメインヒロインを見据えて作り、主人公とメインヒロインのやりとりに慣れたら、サブヒロインを追加すれば良いのではないかと提案しているだけです。」


「でも!そんなの負けヒロインにとったらただのN◯Rじゃないですか!負けヒロインが可哀想です!」


「失恋とN◯Rはちが・・」


「あーそういや夢。今日日直じゃないか?」


「あ!そうだった!じゃあね!操子ちゃん・・・あと物見先輩も!」


「さん!今日の放課後、青春漫画部のミーティングがありますから、必ず来てくださいね!」


「はーい」


「すいません物見先輩。話遮ちゃって」


「こちらこそ熱くなって昨日と同じ事を繰り返す所でした。ありかどうごさいます。」


「もしこの会話がき◯◯系の漫画の会話だったらきっと打ち切り確定してたでしょうね。」


「まぁギズギス展開の扱いはどのジャンルでも難しいですからねぇ」


「あと少し夢に当たりがきついのでは?魅力ある主人公がモテまくる方が良いなら現実の恋バナでも聞けばいいですし」


「そこは分かっています。アドバイスに沿って作ったから必ず面白くて売れるとは限りません。どれだけ主人公やヒロインに性的魅力が無くても面白い作品はいくらだってある。」


「ですが真桜さんのは・・・なんというか・・・アレなんです!」


「アレ?アレとは?」


「序盤に出てくる主人公とヒロインは良いのにいきなり他のヒロインが出てきて主人公がその人に目移りしてしまう事で生じる主人公屑すぎ展開です。」


「まぁそれくらいなら良いんじゃないんですか?メ●●ーの茂●だってよくよく見たらかなりの屑ですし」


「スポーツならまだ良いんです。結局スポーツでかっこいい所を魅せればいいだけですし・・ですが!ラブコメは他のジャンルと違って誰かと戦ったり、誰かを守ったりする事はありません。」


「良くて古典的な不良から守るぐらいです。不思議な力で守るならそれはラブコメではなくファンタジーになってしまうんですよ!」


「あーまぁ言われてみれば」


「そして真桜さんはかなりの飽き性。飽きた瞬間、大体の展開が雑になり大体がエタります。」


「せめて最後まで描いてほしい。面白くなくても良いので一度でも終わらせてほしんですよ真桜さんには」


「ですがラブコメは基本的に終わりが無いのが終わり、終わりがこない無痛の注射のようなもの。だからこそ終わらせにくいし、終わってもなんか終わったようなものと感じとりにくい。それが相まって真桜さんのエタリ癖がひどくなってしまう。」


「こうやってアドバイスを出さないと急に終わらせようとしてくるんですよ!見ましたか!?一ヶ月前に作っていたあのお話!いきなり宇宙人がやってきて主人公を謎の銃で主人公の複製を作りこれが本当の●●●の花婿!ってパクリな上にひどいでしょあれ!」


「あーあれはひどかった!もう何でもありじゃねぇーか!ってなりましたよね!」


「あの話も結局途中で未完のまま終わりましたし、真桜さんにはなんとしてでも終わらせる感覚を身に着けてほしいものです・・・」


「なら!野球にしましょう!特にルール知らなくても野球通以外には怒られませんよ!」


「はーなんだが地獄甲●園にハーレムを付け足した面白くない創作物が出てきそうですわね・・・」


放課後


「何ですかこれ・・・」


「はい!着せ●に倣って鬱展開にしてみました!」


「真桜さん・・・」


「はい?」


「ラブコメに過剰な鬱展開をいれるなぁ!!」


「ひでぶぅ!」


「良いですか真桜さん!ラブコメでもっともしてはいけないのは過剰な鬱展開!」


「多少のもやもや展開は良いです。ラブコメ自体飽きが来やすいジャンルですから味変目的でやるならまぁ良いでしょう。」


「でずが!男女間のいざこざなんてもってのほか!そんな展開なんて誰も望んでないんです!そんな展開を観るなら昼ドラでも見とけば良いんです!分かりましたか!?」


「で、でも隣の席の宇都宮くんからラブコメに必要なのは鬱展開だって」


「ククク、今日も陳腐なラブコメご苦労だな青春漫画部のみなさーん」


「宇都宮くん・・・!」


「あれ?宇都宮くんと物見先輩ってお互い知顔見知りでしたっけ?」


「たしか、宇都宮くんと物見先輩って幼少期の頃からの幼なじみで小学校までは一緒にラブコメを描いて食べてた仲なんだって」


隣の席の恋子ちゃんが小さな声で教えてくれた 

「所詮、ラブコメなんぞ陳腐でありきたりで都合の良い展開しか描かないご都合主義のジャンル!」


「それに比べて鬱ジャンルは良い!内容はしっかりしているし、何よりリアリティと人間味を醸し出している!ミ◯ミソウこそが至高なのだ!」


「それに比べてなんだラブコメというジャンルは!ギャグでも無ければ恋愛でもない中途半端なジャンル!おもしろいギャグを描くわけでもなく、甘酸っぱい恋愛のみを描くわけでもないお菓子になれなかった駄菓子のような存在よ!」


「痛い所付いてくるわね。でもそれを言うなら鬱ジャンルも結構中途半端じゃない?大体ハッピエンド寄りのビターエンドになるし」


「そんなものは鬱ジャンルではない!◯◯の巨人を鬱漫画と分類するほどの愚行!」


「いいか!◯◯の巨人は所詮ミ◯ミソウやぼ●らのになれなかった漫画!反逆のル◯ーシュのような自己犠牲で世界が良くなるといった自己陶酔に溺れ、ハッピーエンド寄りに逃げた腰◯けよぉ!大人しく地●らしENDでエル●ィア人以外皆●しにしてもエルディア同士で争う不自由ENDにしておけば良かったものをぉ!」


「批判だけは達者のようだけどあなた漫画の一コマすら描いてないじゃない。せめて1話ぐらい描いてから文句を言いなさい。あなた真桜さん以下よ?」


「それは誇っていいのか悲しいんだら良いのか悲しんで良いのか複雑だなぁ」


「だ・・・黙れ!物見!俺の頭には全ての名作を超える鬱漫画があるんだ!」


「ならさっさと作ってみなさい。ほんと昔は素直な良い子だったのに」


「その姉面するのをやめろ!二歳差しか無いだろ!」


「あーあ、あのラブコメに目を輝かせていた少年はいずこに・・・」


「おい!無視するな!恋愛オタク!」


「はーい、恋愛大好きでーす。人の恋路を見るためだけにラブコメ描いてまーす」


「ハッ何が人の恋路が見るのが好きだ!単純に自分自身で恋愛するのが怖いだけだろ!でも恋愛はしたいもんなぁ~?だから傷つかずにフィクションの誰かと誰かの恋を見て自分の叶わなかった恋愛を重ねてるだけなんだよ!ラブコメなんてのはなぁ!」


「ラブコメ=恋愛逃亡者!この法則は絶対!」


「はぁー?いきなり差別ですか。大体ねぇ鬱漫画の何が良いのよ。ただ悲しいだけじゃん。誰も喜ばないし誰も笑わない。後味の悪いバットエンドばっかり。貴方達がやってるの滅茶苦茶苦いのに砂糖を入れずに苦いと思いながらコーヒーを飲んでる人並に自分を痛めつけたいドMなのよ!」


「ふん、これだから頭が綿菓子で詰まったラブコメ信者は困る。いいか!人間は皆ドMでフィクションN◯R趣味なんだよ!」

※フィクションN◯R趣味とは現実での不倫行為は嫌いだが2次元の不倫行為に近しい趣味の事を指す。


「あなたの異常性癖をまるで一般性癖のように言わないでくれる?あなたみたいな人が純愛が好きな人にいきなりN◯Rの画像を貼ってきたりして反応したら君素質はあるねって言ってきたりするんでしょ?」


「それこそただの偏見だろ!大体なぁ!純愛系も立派な異常性癖だろ!彼氏、彼女の一歩手前系の料金ばっか出しやがって胸焼けしすぎて吐きそうだわ!」


「あのー?」


「「なに!?」なんだ!」


「そろそろ部活別の部長会議の時間では?」


「あら、そういえばもうこんな時間」


「続きは部長会議でおこないましょじゃあね宇都宮くん」


「くんはいらんくんは」


「って!宇都宮さんって鬱創作部の部長なんですか!?物語1つも書いてないのに!?」


「まぁ鬱創作部自体作るっていうより語り合う人のが多いわね。作る人も昔は居たには居たけどああいうジャンルは好きな人でも評価は厳しいし、好きじゃない人にとっては見るだけで劇薬という誰からも褒められない茨の道よ」


「なんだか険しいんですね鬱ジャンルって」


「そもそも鬱ジャンル自体賽の河原なのよ。色々主人公が頑張って色んな苦難を乗り越えたのに最終的に何の意味もなかった。もしくはしないほうが穏便だったのにみたいなオチしか無いからキャラクターに感情移入しやいすい読者にとっても今まで読んでた事は無駄だったって感じやすくなるのよねぇ」


「まぁその味が良いっていう人も居なくは無いから未だに続いてるんでしょうねえ。コーヒーを砂糖入れずにブラックコーヒーで飲む人みたいな」



「何だか物見先輩。鬱ジャンル良く知ってますねぇ」


「な!?たまたまよ!たまたま!敵を知らずんばなんとかなんとかよ!」


「ほんとにたまたまですかぁ〜?」


「真桜さん!あなたはさっさと未完でエタった作品をさっさと終わらせなさい!エタった作品の味の残飯未処理件数のせいで部費が下がったらあなたはのせいよ!」


「はーい。」



数時間後


「はひぃーラブコメはすぐ終わせられるけど似たような終わり方ばっかりになるなぁ」


「まぁ仕方ないよ。結局誰かとゴールインしないと打ち切りみたいになっちゃうし」


同じ部員でありなつ同じエタ作者である黄恋さんと一緒に残飯処理をしている。


「そういえば物見先輩まだ帰って来ないね。」


「かれこれ3時間は経ってない?様子を観に行ってくるよ」


会議室に向かうと騒がしい声が聞こえた!


「ですから!時代はテンポなんです!ファストフード店のように!速く!わかりやすく!うまい!それこそが創作物の真髄だ!」


「変な設定や説明は入れず序盤は絵と短い文章!小難しい設定や説明なんて誰も求めてません!」


「そうやってテンポばかり気にするからありきたりの話しか書けないんですよあなた達は!」


「わかりやすくして説明を減らして童話のような話しか書けないなんて作ってて楽しいんですか!?」


「作者の楽しさなんていうのは二の次なんです!流行りに乗っかって!流行りそうなお話を作って売れる作品にするそれが作品です!」


「まぁ商業の作品ならそれで良いけどさぁ。ここは学校でしかも部活なんだぜ?つまらない作品でも作者が面白ければ何でも良いんじゃないのぉ?」


「ミリタリー&歴史創作部が言うとブーメランのように聞こえますね。いつも時代考証やらなんやらでフィクションに対して水を差してくるのに」


「な!それは間違ってるから教えてるだけで。」


「やれ銃のリロードが違うやら。歴史上の人物が忠実に再現されてないだのいちゃもんを付けてきたの忘れてませんよ」


「あれはどう考えてもおかしいでしょ!だって銃が球切れなのにリロードせずに撃ってたり弥〇が実は琉〇王国の末裔とかもはやオリキャラ&オリジナルアイテムじゃん!」


「まぁ野球漫画で裏のチームが負けてるのに9回裏が強制終了してたり振り逃げなのに強制バッターアウトになってたら突っ込みたくなるな」


「でしよ!流石にスポーツ創作部さんはわかってるなぁ!」


「都合の良い時はフィクションだから、都合が悪ければ現実に沿ってない。ダブルミーニングだと思いますけどね私は」


「歴史関係は難しいんだよ!色んな問題に対して触れちゃうし下手したら歴史改変だって起きるんだよ!」


「まぁだから歴史ものやミリタリーものはあんまり作られてないんだけど」


「まぁ製作のハードルが高いのは確かねぇ、恋愛平安ものとか書いてたら平安はこんなに治安良くない!って突っ込まれましたし」


「やっぱり至高のジャンルはお笑いものでしょ!人の起源は笑いこそあり!わはははは」


「フン!ギャグ漫画なんぞ一度みたら大半は笑えん一発ギャグばかりではないか。ギャグ漫画なんぞお笑い芸人になれなかった者の集まりよ!」


「はぁー?今絶体絶命でん〇ゃらすじーさんの事を馬鹿にしたか!?えぇ!?おめーなんて一度も作品は描いてねぇじゃねぇーか!」


「無駄に作品を描いて居ないだけだ。」


「やっぱり恋愛ものよ!恋愛!人のみが恋愛をして時に失恋したり、恋を実らせたりする!至高のジャンルは恋愛なのよぉ!」


「いやいや笑いと愛を混ぜたラブコメこそが至高です。良いものと良いものを混ぜ合わせる!カレーライスのように!」


「まぁ恋愛は分かりますがギャグなんて低俗なですわ!お下品でお下劣!品性のかけらもありません!」


「はぁー?お前さんだって小さい頃は下ネタで笑ってたはずだろ!」


「それは男子だけです!女性はそんなので笑ったりしません!」


「まぁまぁ仲良くしましょうよ。」


「ロボット創作部とミスタリー創作物は何か意見は?」


「ミスタリー創作部的にはやっぱり伏線が肝なんじゃないんですかね。謎こそが人を魅了する最大の魅力だと思います。」


「まぁ謎については私も賛成ですね。ラブコメでもある程度の謎が無いといちゃラブものしかかけませんし。」


「まぁ一番のネックはそれがミスタリーものか否か。この定義がいやはや難しい。」


「しかも作ろうと思って簡単に作れる代物では無いですからねぇ至高のジャンルというのは難しいんじゃないですかね。」


「作品のジャンルに拘るからいけない。3時間食べるのにかかるものを30分に凝縮すれば大半は面白くなります。よってテンポis至高!」


「ロボット創作部としてはそのジャンルだけで割けられるからあんまり意見というのは無いですね。」


「ふーん。ってミリタリー&漫画創作部とロボット創作部って一緒じゃないの?」


「一緒じゃありません!グレ〇ラガンとガン〇ム 第08MS小隊を一緒だと言ってようなものですよそれ!」


「うーん微妙に伝わらん」


こうやって議題は回る。


私はこう思った。


皆違って皆良い!っと


打ち切りEND













































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