第16話 美月の修行・幻
白蛇『そろそろ修行に戻りましょう。』
大口真神『そうじゃな』
私『はい!』
白蛇『次は未来視と過去を見る能力です。これは目にチャクラを流すのですが、それだけではなく音や気配などの複数の要素が必要です。』
大口真神『この能力は相手の気配をよく捉え、何がどの程度の数、どの位の速さで、どの方向から来るかを感知することが第一段階だな。』
八咫烏『カァーそのためには目を閉じて、先ずは修行することだ。』
私『分かりました。けど目の能力ですよね?』
白蛇『ええ、しかしそれがこの能力の習得の早道ですから』
私『なるほど。分かりました!』
そして私は座って目を閉じ、周りの気配を感じた。
すると…
私『は!天照さんだ。』
一同『は?』
天照『あ、みんな〜!久しぶり』
一同(本当に来た‼️)
天照『何してるの?』
白蛇『月読殿の能力習得修行ですよ。天照殿何故ここに?』
天照『美月ちゃんの様子を見に来たんだよ。で?あの子の能力どのぐらい使えるの?』
私『月光とチャクラの透視です。』
天照『なるほどね。習得の順番もあの子と一緒だ。』
私『そうなんですね。』
天照『美月ちゃん…目の形あの子と一緒になったね!』
私『え?目の形?』
大口真神『黒目の柄の事だ』
天照『修行の邪魔になるし僕はそろそろ行くね。それじゃ!』
私『はい!』
天照さんは去って行った
八咫烏『カァー、第一段階と言うより、色々すっ飛ばして、第二段階突破だな』
私『え?なんでですか?』
白蛇『その目が開眼したからです。第一段階は駄々の気配の感じることです。そして第二段階、その気配が誰のものなのかの感知だったのです。』
私『そうだったんですね。』
大口真神『いよいよ最終段階じゃ。透視能力と気配感知を組み合わせる。そして…』
私『そして無意識で出来るようにですね。』
大口真神『あ、あぁ(わしのセリフが‼️)』
私は言われた通りにやろうとしたんだけど。
私『は!今後、私達が苦難に直面する事になる‼️』
白蛇『修行を始める前に未来視が?』
私『出来たみたいですね。』
八咫烏『カァー開眼してるしな』
私『そうなんですね。』
白蛇『次は過去を見る能力ですね。正確には相手の記憶を覗く能力です。』
私『はい!』
白蛇『では、左目を閉じ、右目で私の目を見て下さい。』
私『はい!始めます。』
私は言われた通り左目を閉じて右目で白蛇さんの目をみた。すると、白蛇さんの今日の記憶を覗く事が出来た。
大口真神『最後は幻術じゃの。とりあえず両目を閉じて、チャクラを押さえる、そのまま続けると疲れるからのう』
私『あ、はい‼️』
白蛇『その眼の名は八戒眼と言います。月読殿が言うには8つの能力が現れると仰っていましたが3つまでしか使えていませんでした。もしかしたら、月読殿に無かった能力が現れるかもしれませんね。』
私『なるほど‼️』
八咫烏『カァーそろそろ再開しよう』
私『はい!ふぅ〜(八戒眼‼️)』
白蛇『では、幻術ですが、月読殿は幻術の名にご自身の名を付けておられました。そして、その方法ですが両目にチャクラを溜めて、相手を見るです。』
私『え?なんか簡単に聞こえる』
大口真神『まぁ言うは易しやってみろ』
白蛇『私が相手になります。幻術は効かないので大丈夫です。』
私『分かりました。ふぅ〜(月読命❗️)』
白蛇『ふふふ お見事です。』
私『ハァハァ ふぅ〜』
八咫烏『カァー大丈夫か?美月』
私『大丈夫です。』
大口真神『お疲れさん、これらが月読殿の能力だ。使う時はあまり無理せぬようにな』
私『はい❗️』
八咫烏『カァー今日はゆっくり休め』
私『はい』
月読さんの能力を使えるようになった私、まさかあんな問題に関わる事になるとは…
異空の神殿 白狐 @byak1005
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