第11話 プールへ行く
夕の誕生日を祝うお泊りだったけど、なんか結局わたしと温海がもてなされただけな気もするけど
夕も夕の家族も喜んでるから、これはこれでいいんだな。
そして、今日は新しく買った水着でプールへ行く事に。
おじさんが市営プールまで車で送って行ってくれた。
まだ6月の終わりだけど、ここの市営プールは屋内プールもあるので
1年中水泳教室などを行っているけど、泳ぐだけでなく自由に遊べるプールもあるから
泳ぎじゃなくて、遊びに来れるんだよね。
「夕、帰りは迎えに来るから変える予定の30分前ぐらいには電話をしない」
「うん~わかった~」
「おじさん、ありがとうございます」
「ありがとうございます」
「温海ちゃん、文乃ちゃん、夕と楽しんでください」
「はい」
「はい、そうさせていただきます」
おじさんは1度戻るけど、厳しい感じの人だけど話すとそうでもない。
「夕のお父さんって厳しい感じだけど、そうでもないんだね」
「お母さんよりは厳しいけど~優しいよ~。それに~わたしが女の子が好きで~
温海ちゃんと付き合っても~認めてくれたからね~」
「そうなんだね。おばさんといい、両親公認なんだ」
「うん~」
「う、うちも、家族公認だわ」
「わかってるよ」
夕も温海も家族公認だけど、同性と付き合う事を認目てくれからいい家族だよね。
まぁ、うちも『早く彼女を作りなさい』って言う両親だけどさ。
彼氏じゃなくて、彼女なのがまた。
ただ、わたしは彼女が欲しいのか、彼氏が欲しいのかはわからないけど
夕と温海を見てると、羨ましいと思う事もなくはない。
でも、やっぱり百合カップルはなる物でなく、見る物な気がするんだ。
今のところはだけどね。
「暑いし~早く入ろね~」
「だね」
わたしたちはお金を払って、プールに入る。
更衣室で水着に着替えるけど、温海はともかく、夕が水着の水着姿はいかんですな。
「うむー、夕の水着姿は破壊力がありすぎる」
「そうよ、今は大人っぽい水着だけど、中学の頃は学校指定の水着だったからね」
「この水着でこれだと、中学の頃は現行犯逮捕ですな」
「あれはあたしから見ても、ギリギリアウトだわ」
と夕の水着姿をみてわたしと温海の意見はあった。
「もう~文乃ちゃんはともかく~温海ちゃんまで~」
「だって、事実だから仕方じゃないない」
「わたしだって~中学の頃は恥ずかしかったけど~学校指定だからしかたがないかたんだよ~」
確かに、学校指定の水着しかきれなかったから仕方がないよね。
それに免じて減刑しても執行猶予付きだよね。
「でも、今でも十分、有罪ですぞ」
「だから~有罪とか~いわないの~」
「もちろん冗談よ。しかし、夕は大人ぽくいいわね……」
温海は主に夕の胸もとを見て、ため息をつく。
「もー、温海ちゃんは~ちっちゃくてかわいいからいいんだよ~」
「そうだよ。それに加えて、頭もいいし、社長令嬢だし、ツンデレだし、むっつりだしね」
「最後は余計な気がするけど、褒めてるならいいわ」
むっつりはダメだけど、ツンデレはいいんだ。
「それはともかく~早く入ろね~」
「そうだね」
「それじゃ、行くわよ」
プールに行くと、時期が早いから空いてるかと思ったけど意外と人が多い。
それでも、夏休みの混んでて入る所がないぐらいと比べたらかなり空いてる。
あと、夏は屋外プールもあるから、さらに混むんだよね。
「思ったより人がいるけど、これならいいか」
「そうね」
「だけど、屋外プールと比べてこっちはちょっと狭いか」
「どちらかと言うと、子供向けで泳ぎに来る方がメインだわ」
「そうれもそうか。でも、わたし達と同じぐらいの子もいるし、気にしないか」
「そうだね~」
わたしちもプールに入るけど、浅いプールと深いプールがあって深いプールは
わたしたちも十分楽しめる。
「思ったよりもいいね」
「結構泳げるし~」
わたしと夕はプールに入って遊ぶけど、温海はプールにはならない。
温海は足がつかない事を気にしてるのかな?
深いと言っても、深さ110㎝って書いてあるからそこまで深くはないけどね。
「温海は入らないの?」
「わたしはこうしてる方がいいわ」
「そう?夕と一緒に入ればいいのに」
「べ、別にいいでしょ」
「もしかしてきちゃったの?」
「ち、違うわよ!流石に来たら言うって……」
「そうだよね」
うーん、何故温海が入らないか、言わないのは気になる。
「と、とにかく、夕と2人で楽しんでね!」
「温海がそう言うなら、わかった」
わたしが夕の元へ戻るけど、夕はニコニコ笑ってる。
「夕、笑ってるけど、温海が入らない理由がわかるの?」
「うん、だって~温海ちゃんは泳げないからね~」
「え、そうなの!?」
「中学のプールでも~泳げないグループだったけからね~」
「そうなんだ」
「だから~恥ずかしと思うよ~」
泳げないのは仕方がないけど、これぐらいなら平気だと思うけどな。
まぁ、温海は気にするタイプだから、仕方が無いか。
あと、わたしはスイミングクラブへ行ってたから、それなりに泳げるよ。
「夕は泳げるの?」
「学校で習う範囲はね~」
「わたしはスイミングクラブへ行ってたから、大会とかに出るほどじゃないけど一通りげるよ」
「だったら~温海ちゃんに泳ぎを教えようか~」
「そうだね、いい機会だしね」
わたしも人に教えられるほどじゃないけど、いい機会だからちょっとした練習をしてもいいかな。
それに、夕と2人じゃやっぱり面白くないしね。
「温海ちゃん~文乃ちゃんが~泳ぎを押してくれるよ~」
夕が温海の元に行き、泳げない事をわたしに教えたけど
わたしが泳ぎが出来るから、温海に教えてあげると言うと温海は
「文乃が!?」
って反応をする。
わたしもそれを見て、温海の元へと行くけどスーと泳ぎながら向かう。
「こう見えても、メドレーで泳げるぐらいだよ」
「意外だわ、文乃って運動も勉強も中ぐらいって思ったのに」
まぁ、間違ってはいないけど、水泳に関しては中の上だよ。
「水泳に関しては違うのだよ、温海さん」
「今の泳ぎはわたしからみても、泳げるかもって思ったわよ。
ゆ、夕も余計な事を言って……ふ、文乃に教わるなんて……
ふ、不本意だけど……お、お願いすわ」
温海は照れながらツンデレ気味に言うけど、温海はこうでなくっちゃ。
「ふふう、任せなさい」
わたしは胸を張るけど、たまには2人に普段と違うわたしを見せてもいいかと思うのだった。
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