好きなこと?

 冒頭からぶっちゃけさせてもらうが、likeだろうがloveだろうが「好き」という表現があまりではない。いつからだろうか、私の中では何故か「依存している」の類義語になっている。小学生のころから好きというのに抵抗があったからその頃だろうか。


 私のいう好きとは、「嫌いではないことは間違いない」の意味だ。


 昨今の風潮からか、やたらとなんらかの「好き」を表明することを求められる、この苦痛。


 私は内心で「強いて言うなら」と付け加えなければ沈黙することになる。その程度のものに何らかの、恐らくトークが求められる。碌に喋るつもりもないのに。

 そして他人の好きにもさして興味が湧かない。私も含め、ただのステータスの取り得るパラメータに過ぎないのだ。


 きっと私にとって、likeもloveも動詞足り得ないのだろう。この話の文字数が物語っている。

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私報告書 焔火 @HomuraFlamer

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