令和かわら版
千代霧丸
ぷろろうぐ
「キミはかわら版を知ってるかい?」
……
……瓦板?……たしか、すごい昔の……なんだっけ
「いやいや、
……
……変わ……ら?……
……どうにも意識が……はっきりしない……
……僕は……
「大丈夫かい?」
……
……とてもきれいな声だ
……透き通っていて、まるで……
……
「あまり大丈夫じゃなさそうだね。もしかして眠いのかい?」
……
……うん……
…………すごく……
……
「もう少し話をしたかったんだけど……しかたない、そんなキミに話を贈ろうか」
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