文学上の人間、そしてその故の日常

人間になれた

やっと人間になれた

周囲に纏っていたグレーのコートが何処かにいった

一時だ、前頭葉の或る部位が麻痺をしているのだろう

物事に関して関心を持たない

本能だ

本能の思考、故に実直で純粋

獣であり、そして気楽しかない

なんでもできる、そんな気がした

これが、他人、つまり、何度も見た日常、その人物になれた

一枚絵の人物、端っこの物事、

染まった。染まってしまった

そうなりたいと思っていた

魅せるためのではない、でも、無いではこまるそんな雑草

故に好きにやっていい。何をしても登場人物、その眼差しを貴方はみる

それでいい、それでいいんだ

雑草はういういしく、茂る・・なくてもいいがあっても邪魔をしないバランの様に

誰も見ない、故の自由だ

考えが先行した光景

春は桜、夏は海辺、秋は彼は、冬は雪

常套とも思える光景、しかし今は何も無い。

時を忘れていられる

物語の主人公ではない。故の自由が此処に或る

さて、外に出よう

夜は必ず訪れる

その不行の安心感が満たす

何も心配はない

この時だけは、一瞬でも

世界は祝福し、待っている

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