遊び心とスリルの融合した短歌集。頭韻がここちいい!

たとえば「は」の短歌。

浜に灰葉書の裏に走り書き
八十枚ほど破棄されている

浜、灰、葉書、走り、八十、破棄、
すべて「は」の頭韻である。

それぞれの頭文字によって、
世界観が違うので、
読者は心ゆくまで、
楽しむことが出来るだろう。