すきま

いつも傍にいてくれる

いつもそこに在る


そんな存在達

でも空気も 大地も 大切な何かも


途切れなく想うことは難しい

ずっと離れず一緒は難しい


少しだけ、あいだを空けてみようか


つかず 離れず

縛らず 放さず


側にいないように見えて、近くにいて

放置しているようでいて、でも見放さない


ほどよい すきま


精霊しょうりょうの吹かせた風が 通り抜けるすきま


くすぐったくて 笑っちゃうかな

気持ち良くなって 眠っちゃうかな


ああ 新しい明日が来るね


起きたら

傍の誰かに 傍の何かに


「おはよう」

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